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生活保護受給世帯の子、大学・短大進学率は2割弱 受験勉強は「学校の教材利用しひとりで」が最多

厚生労働省は6月下旬、「生活保護受給世帯出身の大学生等の生活実態の調査」の結果を発表した。調査対象は、生活保護を受けている世帯出身で、20174月1日時点で、大学・短期大学・専修学校・各種学校に在籍している人のうち、生活保護世帯と同居している人。2025人から回答を得た。

生活保護受給世帯の子どもの進学率は、大学・短大が19%、専修学校・各種学校が16.3%だった。学校基本調査によると、全世帯の大学・短大進学率は52%、専修学校・各種学校進学率は20.9%とされていて、特に大学・短大進学率で大きな差が生まれていると分かる。

約4割は「受験勉強中もアルバイト継続」

進学の負担の大きさが伺えます

大学等への進学については、59.7%の生徒が高校2年生までに具体的に考え始めたと回答している。主な相談相手は「親」(65.3%)が最も多く、次いで「学校の先生」(42.1%)だった。

受験勉強は、「学校の教材を使用してひとりで受験勉強」するスタイルが最多(60.2%)だった。このほか、「学校の教材以外に、参考書などを購入」(27%)、「無料の学習支援を利用」(11.2%)と続く。経済的な負担が増える「塾や予備校、通信教育を利用」は10.9%に過ぎなかった。

受験勉強中のアルバイトは、「していなかった」(47.6%)が最多だが、「受験前から変わらずしていた」(24.1%)、「受験期間中は減らした」(11.6%)の回答を合わせた35.7%は、継続して働いていたことも分かった。高校等に通っている間のアルバイト収入の使い道を複数回答で聞くと、48.3%が進学のための費用と回答している。

受験や入学の費用をどう賄ったか複数回答で聞くと、「すべて家庭(親など)が準備した」は25.6%、「家庭(親など)と自分で準備した」が25.2%で、「生活福祉資金(就学支度費)を利用した」は21.5%だった。奨学金を利用した人は最も多く、60%に上った。

調査では、生活保護受給世帯出身の子どもが、進学後の生活でも奨学金に頼っている状況が判明した。学生の年間収入状況を見ると、家庭からの年間平均給付額は5万5000円で、奨学金からの収入が107万7000円。86.5%は、生活福祉資金を含む奨学金を利用していることも分かった。

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