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消費の潮流

「欲しいものは時間!」。私はしばしばこのブログでそうつぶやきます。物欲が盛り上がらない理由は買ってもそれを楽しむ時間がないからかもしれません。数カ月前にそれでも新しいスポーツタイプの自転車を購入したのですが、問題は乗る時間の捻出で、週一度2時間を絞り出すのが精いっぱいであります。

かつて、私はゴルフ場を2度経営し、ゴルフとは縁があったのですが、10年も前に止めてしまいました。18ホールプラス19ホール目のビールにはとてもつきあいきれなかったからです。

現代社会は忙しくなったといいます。ネット社会が作り上げたともされますが、私にはもしかするともっとその前からライフスタイルの変わり目はあったのかもしれません。

私はミニマリストの傾向があります。複数の選択肢があっても選ぶのが面倒くさいからであります。では私が変わっているのでしょうか?日経ビジネスによるとJR東日本の調査として18-34歳の男女の50%が「欲しいものがパッと思い浮かばない、即答できない」と答えているそうです。

私は満たされているというより面倒くさいが先に来るのだろうと思います。

「若者はなぜモノを買わないのか」(堀好伸著)に興味深いことが書いてあります。(住宅などの)ローンが面倒くさいと感じる若者が増えてきているというのです。今好きでも将来も好きかわからないのにローンを組むなんてできない、という現実直視に違和感を感じる方も多いでしょうけれど私はこの考え方に一定の理解ができます。

結婚して子供ができて、転勤して、リタイアして…と居住を取り巻く環境はそれこそ数年ごとに変わる人もいるでしょう。離婚という切り口もあります。そうなると5年後すら想定できないのになぜ20年も25年ものローンで引っ張られる人生を送らなくてはいけないのか、であります。

同様にクルマだってちょっと気に行ったけれど飽きた、けれどあとローンが5年残っているとすれば選択の自由を奪われます。もちろんローン残があっても車は売却できます。そうではなく、私の理解するところ、コミットメントが嫌なのでしょう。私がシェアライフは必ず市民権を得ると考えているのは人生のプランの根本思想が変わりつつあるではないかと考えています。

前述の日経ビジネスの記事でさすがの私でも驚いたのは「プラモデルを作ってくれるビジネス」「ジグソーパズルを完成してくれるビジネス」があるそうで、そうなると明らかに我々の常識を超えてきます。

上記の話は若い人だから…とおっしゃるかもしれません。しかし、皆さんの食事はどうでしょうか?混ぜるだけでできるの調味料や出来合いの総菜を買うのはどうしてでしょうか?「便利」という言葉の裏腹に「面倒くさい」という言葉が隠れているはずです。

葬式はドライブスルーで、というのもあるそうです。通夜に行けば1-2時間かかりますが、ドライブスルーで電子線香、香典はクルマの窓から渡す、それを遺族が会場のテレビカメラで見ているというスタイルもあるそうです。(日経ビジネスより)

消費は、よりドライで効率的で面倒くさくないものへと変化していくのでしょう。そのソフトとハードを組み合わせたビジネスを生み出したものが勝ち抜ける時代になってきたようです。客が来ないと嘆く店舗のオーナーは切り口を変えてみるというのも手かもしれません。

では今日はこのぐらいで。

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