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「日本ブランドの復権」と初音ミクと

2012年01月30日 09:59

中島聡

3月11日の震災以来、世界中の人たちがさまざまな形でサポートしてくれた。しかし、残念ながら人々の記憶が薄れるのは早い。ニュース性が薄れた今、津波被害を受けた地方の復興の難しさを伝える海外メディアは皆無に等しい。たまに、福島第一原発のニュースが流れるが、それによりあの地方の第一次産業が壊滅的なまでのダメージを受けたことを的確に報じる海外メディアは少ない。

日本の復興に今一番必要とされているのは、過渡的な同情や寄付金ではなく、「日本ブランド」の復権である。TPPに参加しようがしまいが、「日本ブランド」の復権なしに日本の復興はない。

トヨタ、ソニー、ホンダ、任天堂などの企業が商品の品質と価格で圧倒的な強さを見せ、スーパーマリオブラザーズとポケモンとドラゴンボールが世界の子供たちの心を掴んだように、「日本は違う、日本はすごい、日本こそが世界の未来の姿だ」と思ってもらえる「何か」が必要である。

その「何か」は、当然、時間とともに移り変わるものだが、2012年1月末の今現在で言えば、一番期待できるのは「初音ミク」だと私は見ている。

「初音ミク」に関しては、今さら説明するまでもないが、まさに「日本こそが世界の未来の姿」であることを証明する象徴的な存在であることに疑問の余地はない。日本に暮らしているとあまり意識しないかも知れないが、「初音ミク」ほど成功しているバーチャル・アイドルは世界のどこにも存在しない。「初音ミク」は世界で最初に成功したバーチャル・アイドルであり、世界のどこにも「初音ミク」と対抗できるライバルは存在しない。まさに、誕生したばかりのウォークマンや Macintosh のような「孤高」の存在なのだ。

日本の復興のためにも、このチャンスを逃してはいけない。「初音ミク」をロンドン・オリンピックのオープニング・パフォーマーに選ぼうではないか(ここから投票できる)。オリンピックの開会式を通じて、日本がいかに「すごい国」かを世界中に見せつけ、日本ブランドの復権をしようではないか。そして、TIME magazine が「初音ミク」を2012年の "(wo)man of the year" に選ばざるをえない状況に持って行くのだ。「初音ミク」をレディー・ガガに並ぶ世界の大スターにしようではないか!

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マイクロソフト勤務後、ソフトウェアベンチャーをシアトルで起業

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