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アングル:「トランプ党」化する米共和党、中間選挙では苦戦も

[ワシントン 13日 ロイター] - 11月の米中間選挙に向けた予備選挙は、トランプ大統領に盾を突いた候補が次々と苦しい立場に追い込まれる一方、大統領に忠誠を示した候補が優位に立ち、共和党は今や「トランプ党」の様相を呈している。ただ、トランプ支持の共和党候補が本選でも、トランプ氏を強力に批判する民主党候補に勝てるとは限らない。

12日にサウスカロライナ州で行われた予備選は、トランプ氏を批判してきた共和党現職のマーク・サンフォード下院議員が苦杯をなめた。アラバマ州では先週、女性蔑視の発言を理由に大統領選の際にトランプ氏の支持を取りやめたマーサ・ロビー下院議員が、決選投票に臨まざるを得なくなった。さらにバージニア州の上院予備選では、トランプ支持で反移民を掲げる保守強硬派のコーリー・スチュワート氏が共和党の候補に選ばれ、トランプ氏支持の有無が党候補になれるかどうかを左右する様相が一段と強まった。

予備選におけるトランプ氏の威光は際立っている。このため通商問題や財政赤字の面でトランプ氏の政策が党是と異なっていようとも、トランプ氏の人選や政策に異を唱えようとする他の共和党議員は考えを改めそうだ。

共和党ストラテジストのジョン・フィーヘリー氏は「今やトランプ党になっている。トランプ氏を批判すれば、大統領を支持する有権者の怒りを買う」と話す。

民主党が上下両院でトランプ氏の政策を阻止し、大統領に対する捜査の開始や弾劾に入るためには、11月の中間選挙において下院で23議席、上院で2議席をそれぞれ上積みする必要がある。

ただ、中間選挙が行われるのは、共和・民主両党の支持がきっ抗し、選挙ごとに勝利する政党が変わる「スイング・ステート」が多く、トランプ氏に忠誠を誓うことで本選でも必ず高い支持率が得られるとは限らない。

トランプ氏は共和党議員の間では支持が高いが、世論調査での支持率は40%台前半で推移している。

ギングリッチ元下院議長(共和党)の顧問を務めたリッチ・ガレン氏は「予備選でトランプ氏の威光を借りる共和党議員の多くは、11月の本選で代償を払うことになるだろう」と話す。

共和党のストラテジストのダグ・ヘイ氏も「何よりもトランプ氏支持の候補がスイング・ステートで候補の指名を獲得すると、本選で問題が起きそうだ」と述べた。

バージニア州は民主党の現職ティム・ケイン議員が共和党候補のスチュワート氏に圧勝するとみられている。しかしスチュワート氏のとげとげしい物言いは他の共和党候補の足を引っ張ることになりそうだ。

(John Whitesides記者)

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