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米卸売物価、5月は0.5%上昇 ガソリン値上がり

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日発表した5月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.5%上昇と、市場予想の0.3%上昇を上回った。ガソリン価格が上がったほか、サービスの値上がりが続いた。ただ基調的な卸売物価は緩やかな上昇にとどまっている。

4月は0.1%上昇していた。

5月の前年同月比は3.1%上昇と、6年4カ月ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想は2.8%上昇だった。4月は2.6%上昇していた。

食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア物価は前月比0.1%上昇。4月も0.1%上昇していた。5月の前年同月比は2.6%上昇。4月は2.5%上昇だった。

米連邦準備理事会(FRB)はこの日、2日間の連邦公開市場委員会(FOMC)を終える。物価が安定的に上昇しているほか、労働市場が急速に引き締まっていることを背景に、今年2度目となる利上げが見込まれている。

PPIが今月勢いを取り戻したことは、物価が今年上昇ペースを上げ、FRBの物価目標である2%を超えるとの見方を後押しする。

地域別の製造業調査は、原材料価格の上昇ペースが今年加速していることを示す。今のところ製造業者はコスト増を小売価格に反映していない。前日発表された5月の消費者物価指数(CPI)は緩やかな上昇にとどまった。

MUFG(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「インフレがまだ過熱していないため、FRBは緩やかなペースで利上げを行っていくとの正しい軌道に乗っている」と述べた。

FRBが物価の目安としている個人消費支出(PCE)のコア物価指数は4月に前年同月比で1.8%上昇した。3月も1.8%上昇だった。

PPIの前月比の内訳は、モノの価格が1.0%上昇。PPIの上昇要因の60%を占めた。4月は横ばいだった。うちガソリンが9.8%上昇し、全体の押し上げ要因となった。4月は0.4%下落していた。

鉄鋼製品は4.3%上昇と、11年2月以来の大幅な値上がりだった。トランプ政権が3月に導入した鉄鋼の輸入関税の影響とみられる。今月は関税対象を欧州連合(EU)とカナダ、メキシコにまで拡大し、鉄鋼製品は今後一段と値を上げる可能性がある。

ムーディーズ・アナリティクス(ペンシルベニア州)のシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「鉄鋼とアルミの輸入関税に起因する物価上昇は今年下半期により顕在化する」としている。

食品は0.1%上昇。4月は1.1%下落していた。モノのうち食品とエネルギーを除く指数は3カ月連続で0.3%上昇した。

サービスは0.3%上昇。貿易サービスが0.9%上昇したことが押し上げ要因だった。サービスは4月に0.1%上昇していた。

医療サービスは0.1%上昇。4月は0.2%下落していた。医療費はコアPCE物価指数の算出に組み込まれる。

*内容を追加して再送します。

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