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ひろゆきさん「天職なんてないんじゃない? やりたい仕事より、苦じゃない仕事を選ぶくらいがちょうど良い」

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人と比べないで「幸せだな」って感じられるものを今すぐ見つけるべき

園田 無駄づかいが止められない理由のひとつとして、お金を使うことが自分の幸せと直結しているから、という面もある気がします。

ストレス解消にお買い物をしたり、おいしいものを食べたり。

ひろゆき 僕は多少お金をもっていますけど、別にお金を使わなくても楽しく暮らしてますよ。

園田 なんでそんな仙人みたいに暮らせるんですか……。

ひろゆき お金と幸せは関係ないとはいつも言っているし、お金がなかった子どもの頃からそう思っているけど。でもわからない人にはもうわからないでしょうね。

だからもうお金さえあれば幸せだと思い込んでいる人には、何を言っても仕方ないって、最近はちょっとあきらめています。

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人ってあきらめると遠くを見ちゃいますよね

園田 そこをどうかあきらめてもらわず、さらにお聞きしたいのですが、お金と幸せって本当に関係ないのでしょうか。

ひろゆき たとえばビートルズって、リンゴスターの前にドラムだったピート・ベストっていう人がいるんです。

園田 はい。

ひろゆき 彼が脱退した直後にビートルズはメジャーデビューしてめちゃくちゃ売れましたよね。それを考えると、彼って一見損をしているように見える。

でも、彼は彼で好きなドラムで今も食えているから幸せだって言っているんです。

園田 収入がどうかではなく、自分が好きなことができているから?

ひろゆき そう、結局、何かと比較をしていると、上には上がいるのでキリがないんですよね。いつまでも劣等感がつきものになりますよね。

園田 うんうん。

ひろゆき 比較をして幸せを感じるのは「自分よりも下がいる」という考え方で欲を満たしてしまっているからでしょう。

それって、必ず自分より上がいるってこととイコールじゃないですか。

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ひろゆき そういう構造の中にいるうちは、幸せを感じることはないんじゃないかなぁ。

だから、人と比較しないで幸せだなって感じられるものを見つけた方が、人生において楽しい時間は長くなりますよね。

でも、人と比較せずに幸せを見つけるのって難しい…「ならSNSを使わなければいいんじゃない?」

園田 でも、今ってTwitterやInstagram、YouTubeとか、インターネット上のSNSやサービスが日常生活と密接になっていますよね。

どうしても閲覧数とかいいねの数で、他人と比較されやすい世の中だなって。

そういった時代で、比較を気にしないで自分の幸せを見つけるって、すごく難しい気がします。

ひろゆき いやもう、SNSを使わなければいいと思うんですけどね。

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ひろゆき だってInstagramって、その人のものすごい楽しい瞬間だけを切り取るわけじゃないですか。

その人だって、家にいるほとんどの時間はだらだらと過ごしているかもしれないけど、それはInstagramには存在しないんですよね。ああいうものを見続けていると、劣等感が生まれ続けるだけだと思いますよ。

園田 確かにそうですけど……。

ひろゆき 自分の友達や同僚が海外旅行してる写真とか、SNSで当たり前のように投稿されると、みんなどうしても比べちゃうみたいですよね。

それに比べて、アラブの石油王のInstagramはいいですよ。面白くてよく見るんですけど、完全に次元が違う話だから。

「白いヒョウを買ったよ」みたいな投稿を見て、「ヒョウって買うもんなんだ〜」みたいな。

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テンション爆上がり

園田 (めちゃくちゃ楽しそう……)。

ひろゆき 彼らは完全に異世界の面白キャラなので、まったく嫉妬とかしないですよ。SNSってそうやって楽しめばいいんじゃないですか。

映画もゲームも仕事も、没頭できるから楽しいだけ?

園田 ひろゆきさんが嫉妬しないのは、元々の性格ですか?

ひろゆき うーん。やってみたときを想像してみると、そんなに楽しくないだろうなって、薄々わかってしまうのもあるかもしれません。

行った気とか持った気になるのがすごくうまいんですよ、僕。

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すでに宇宙に行った気持ちになっているそうです。

ひろゆき だから映画やゲームも、見る前や遊ぶ前に仮説を立てるのが楽しいし、たまに仮説を裏切ってくる脚本があるのがいいんですよね。

園田 なるほど。想像を超えるものがあるからこそ好きでいられるんですね。

ひろゆき うん……。ただ最近は、映画やゲームが楽しいのは、実は違うんじゃないか?という仮説が自分の中で浮上していて。

園田 え、どういうことですか?

ひろゆき 「ゾーン」って知ってます?

園田 集中しているときに、ゾーンに入るって言い方をしますよね。

ひろゆき そうそう。人ってものすごく集中しているときって幸せを感じやすいんです。やることがなくてボーッとしているときはつまらない。

園田 確かに楽しいことがあると時間が過ぎるのは早いです。

ひろゆき ただ、それを楽しいから時間が進むのが早いんじゃなくて、時間の経過が早いから楽しいと感じるのではないか、という研究をしている人たちがいて。

それがゾーンと呼ばれる状態なんですけど。

園田 楽しいと錯覚している、と。

ひろゆき そう。たとえば僕は昔、箸袋にひたすら割り箸を詰めるバイトしていたんですね。

最初はもたついていたんですけど、慣れてくるとだんだん楽しくなってくる。すごく集中してバーっとさばいていると、それなりに時間が経っていて、なんだか達成感があるんです。

園田 確かにそういうことってあります。つい夢中になっちゃう。

ひろゆき じゃあ「割り箸袋に割り箸を詰める」という行為自体が楽しいのか、といったら違う。ゾーンに入っているから楽しいと人間が誤解するだけなんです。

園田 先ほどの、やっていて苦じゃないことを仕事にすればいいというお話につながりますね。

仕事内容ではなく集中できるかどうか、少しのハードルがあるかどうかによりますもんね。

ひろゆき そう。そう考えると、そういう仕事の作業と同じく、映画とかゲームって没頭するメディアなので、集中しているから楽しいと誤解してるんじゃないかな、と。最近はその仮説を確認しつつあります。

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ちなみに恋愛映画が嫌いな理由は「どうして他人の性欲を満たすシーンを見なければいけないんだ」と冷めるからだそうです

ひろゆきさん流・オススメの(?)働き方

ひろゆき 最後にちょっといいですか。思い出したんですけど、僕、最近すごく手堅い働き方を発見したんですよ。

園田 え、それはなんですか?

ひろゆき 潜入レポです。昨年は週刊文春の「ユニクロ潜入一年」が話題になりましたけど、あの手法はウケるんですよね。誰もが知っている企業で働きながら、その内実を書き留めておく。

そして仕事を辞めるときに、潜入してましたって言い張って本を出すっていう。普通に働いた後でも、辞めたあとにボーナスがもらえるみたいなもんじゃないですか。

園田 えーっと、……訴えられません?

ひろゆき まあ、そこは弁護士と相談ですかね(笑)。

インタビュー・執筆:園田菜々・編集:松尾奈々絵(ノオト)・撮影:二條七海

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