記事

佐野史郎が語る「冬彦さんは平成のゴジラだった」佐野史郎ロングインタビュー(前編) - 「文春オンライン」編集部

1/3

心理サスペンス『限界団地』(東海テレビ・フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を務める佐野史郎さん。その役どころ寺内誠司は“異常な老人”で、「冬彦さん」を思い出す人もいるかもしれない。あの、妻に不倫されるマザコン男の怪演から26年。あらためて佐野さんに「冬彦さんとは何だったのか」を伺いました。

【クイズ】あなたはどのくらい理解できましたか? クイズ!佐野史郎


佐野史郎さん ©山元茂樹/文藝春秋

◆◆◆

視聴率をどうしても意識してしまいますでしょう?

――連続ドラマの主演は初めてなんですね。

佐野 ありがたいことに映画は主演デビューでしたし(林海象監督『夢みるように眠りたい』86年)、舞台や映画、単発のドラマなどではフロントに立って仕事をすることは今までにずいぶんやってきたんですが、地上波の連続ドラマっていうのがね、またこれまでと違った責任を感じるんですよ。

――テレビの地上波だからこその責任ですか?

佐野 視聴率をどうしても意識してしまいますでしょう? それは脇役の冬彦をやっていた時でさえそうでしたから、主演となると重いですよ(笑)。『ずっとあなたが好きだった』が放送された時代って、今からもう26年も前になりますけど、あの頃はフジテレビの月9、トレンディードラマが全盛で、W浅野で視聴率30%超えみたいな世界でしたよね。TBSは数字的に苦労していたから、視聴率というのは一つの目標であり、モチベーションでもありました。ただ僕は主演の賀来千香子さんと布施博さんに次ぐポジションでしたから、フロントマンとしての責任はそこまで実感していなかったかもしれない。でも今回は主演ということで感じざるを得ません。

親分肌ではないんです

――視聴率も担う、座長のようなプレッシャーというか……。

佐野 うーん、ところが僕には意識的にみんなをまとめようという「座長気質」、親分肌みたいなところが見当たらない(笑)。ただ、似たような感覚かなと思っているのは、人気ドラマのゲスト主役の心境。あれはもう死に物狂いでやるんです。なぜかというと、その回の視聴率はゲスト主演次第だから。

――近いところでは長澤まさみさん主演の月9『コンフィデンスマンJP』に映画マニアの食品会社社長の役でゲスト主演されていましたね。

佐野 あのマニアぶりは、僕の実人生の嗜好とも重なり楽しい仕事でしたけど(笑)、それにしてもゲスト主演というのは言い訳無用の恐ろしさが付きまとうんです。そう考えると連続ドラマの主演って、怖いですよ。

あわせて読みたい

「芸能界」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    なぜカルディ商品は買う気失うか

    MAG2 NEWS

  2. 2

    大地震でも出社 学ばぬ日本企業

    キャリコネニュース

  3. 3

    大阪市長の地震対応に称賛集まる

    キャリコネニュース

  4. 4

    ニコ生主が反NHK政党で市議当選

    岡 高志 (大田区議会議員・政党無所属)

  5. 5

    片山晋呉に激怒した招待客とは

    NEWSポストセブン

  6. 6

    再選望むも八方塞がりの安倍首相

    先見創意の会

  7. 7

    安倍首相「先手先手で対応する」

    ロイター

  8. 8

    たかまつなな 正論貫くのは無駄

    たかまつなな

  9. 9

    米国ではありえない日本の光景

    MAG2 NEWS

  10. 10

    栄氏の謝罪に反省感じられぬワケ

    文春オンライン

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。