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これからの時代の働き方<広く弱くつながって生きる> - 佐々木 俊尚

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リーマンショックと東日本大震災を経験して、人とのつながり方を「浅く、広く、弱く」に変えた、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さん。その結果、組織特有の面倒臭さから解放され、世代を超えた面白い人たちと出会って世界が広がり、小さいけれど沢山の仕事が舞い込んできたそうです。そして、困難があっても「きっと誰かが助けてくれる」という安心感も手に入りました。SNSで大きく反響を呼んだ、新刊『広く弱くつながって生きる』には、誰でも簡単に実践できる、人づきあいと単調な日々を好転させる方法が書かれています。

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40代になったら終活を始めてみる

 1980年代以降に生まれた、35歳以下の人たちはバブルも知りませんし、不況の最中に育っています。そのため、物事をゼロベースで考えており、期待しない潔さのような感覚を備えています。私が彼らとつきあうのは、それが気持ちいいからです。

 35~45歳の人たちは団塊ジュニア、ロストジェネレーションなどと言われ、悲観的な感覚があります。最近はますます悲観的になっているようで、もっとひどい目にあうのではないか、逃げ切れないんじゃないかと感じているようです。

 そして、45~55歳が「何とか逃げ切りたい」と思っているバブル世代。この世代はまだ終身雇用の時代に入社していますので、それなりに人生設計をしてきたはずです。奥さんは専業主婦で、子どももきちんと学校に入れてという人が多くを占めるでしょう。

 そのため、荒波が波及する不安はいつも抱えているはずです。事実、メガバンクや東芝の社員など、逃げ切れなかった人がボチボチ出てきています。

 ところが、外に出ていく自信がないので、ぬるま湯につかったままの人が山ほどいます。そういう状態から脱却して外に関係性を広げるには、意識的に価値観を変えるしかないでしょう。

 方法としてはいろいろありますが、一つには40代以降になったら終活を始めてみてもいいと思います。終活はだいたい60代、70代くらいからが一般的なイメージですが、40代からでも早すぎることはありません。

 いまから20年後は2038年。いま40歳ならば60歳、50歳ならば70歳です。自分が高齢になった時のイメージを描いておき、いまから計画を立てるのです。つまり、終活というよりは、老活でしょうか。

 まずは日本がどうなっているかをある程度イメージしてみるといいでしょう。この先どんどん人口が減り、オリンピック終了後ぐらいから首都圏近郊の一戸建て地域の過疎化が始まるほか、2030年頃にはタワーマンションがゴーストタウン化する恐れがあると言われています。どう考えても現状の生活スタイルを維持できなくなるのは明白です。

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