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【マクドナルド】、セルフレジ導入加速!スマホ事前注文でレジなしファストフード店へ?



■外食の巨人がレジなしファストフード化を目指す。マクドナルドCEOスティーブ・イースターブルック氏はメディアのインタビューでセルフレジの導入を加速することを明かした。タッチパネルを利用してセルフで注文と会計を済ませることができるセルフレジ「セルフサーブ・キオスク(Self-Serve Kiosk)」を四半期ごとに1,000店に導入する。向こう8〜9四半期に導入を続け、2万店近くに新たにセルフレジを設置する。

カナダやオーストラリア、イギリスなど海外店では導入が進んでいる。アメリカではスマートフォンでメニューの事前注文・決済ができるモバイルオーダーを先に拡大していたため導入が遅れていた。

モバイル・オーダーはスマートフォンのアプリ経由で、注文と決済を事前に済ませておくことで混雑時のレジ行列に並ぶことなく商品を受け取れるサービス。レジ待ち行列を緩和し注文ミスも回避できることで顧客ロイヤリティが高まり、店内オペレーションの合理化も図れる。

コーヒーチェーンのスターバックスやチキン・サンドウィッチチェーンのチックフィレなど大手外食チェーンがすでに全店で展開している。マクドナルドではモバイルオーダー&ペイを2万店で展開しており、受け取りとなるカーブサイド・ピックアップに加え、デリバリーも多くの店舗で始めている。

カーブサイド・ピックアップは、すでに導入しているウォルマートやスーパー最大手のクローガーのようにネットで注文して店の前の駐車場で注文品を受け取るサービス。車から降りることなく商品を受け取れるので、子供をもつ母親や足の悪い高齢者などに人気となっている。マクドナルドのカーブサイド・ピックアップもアプリ経由で注文した商品を指定されたパーキングで受け取れる。一部で進められているデリバリーではウーバーイーツと提携し、現在も拡大中だ。

 マクドナルドはモバイルオーダーにセルフレジも導入することでキャッシャーレスに近い店舗を展開していくことになるのだ。

17年10月31日 - 【マクドナルド】、モバイルオーダー徹底解説!カーブサイド・ピックアップに贅沢感も?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。日本のマクドナルドでもスマホによる商品の事前注文・決済のテストを始めているようです。モバイルオーダー&ペイは日本で必ず広がると予想しています。理由は3つ。一つは人件費の削減、二つ目として外国人客の増加、3つ目は客単価の改善です。ただし日本のモバイルオーダー市場の成長軌道は、急速に成長する成長期以前の導入期が長くなると思います。これは自分がコンサルティングを行っている時の彼らの反応から推測できます。モバイルオーダー事例を解説してもそれほど食いつかないのですが、当社のIT&オムニチャネルワークショップの一環としてモバイルオーダーを体験させると目から鱗が落ちる状態になるのです。自分たちがモバイルオーダーでコーヒー等を買ってみて、その便利さを享受して初めて客単価のアップの理解できるのです。日本ではITリテラシーが低い経営者が少なくないのでモバイルオーダーという英語に抵抗を示すひともいますから。

⇒また日本の接客レベルは世界でも最高水準にあることも導入期が長くなる原因だと思います。アメリカに来たとき店員などスタッフのレベルの低さに驚く日本人も少なくありません。お客が目の前にいるのに他のスタッフと立ち話に夢中だったり、ガムを噛みながらしゃべりかけたり、レジ行列が長くなっても知らん顔のスタッフがいたりと日本では考えられないレベルです。ファストフード店でもアメリカに比べて対応が早いので長い行列もできにくく、モバイルオーダーの必要性は感じないと思います。蛇足ですがITに詳しいコンサルタントでさえ、実際にモバイルオーダーを使いこなしている人が少ないことも背景にあります。スターバックスのモバイルオーダー&ペイを使うぐらいで、チックフィレやパネラ・ブレッドまで使っていない(もしくは海外アプリをダウンロードできないため使えない)ことが要因です。情報不足に陥っていてはエキスパートでも有益な情報を伝えるのは難しいですから。
 ところで外食と小売の間に境界線を引いてしまい、外食で起こることは小売に影響しないと思う人がたまにいますが、考えをあらためてもらわなければなりません。

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