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アップル、最新OS発表 速度アップや利用時間管理に焦点

[サンノゼ 4日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は4日、開発者向け年次会議「ワールドワイド・デベロッパーズ・コンファレンス(WWDC)」を開催し、「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」向けの最新基本ソフト「iOS12」を発表した。

アプリ利用時間の管理を容易にするツールや、音声アシスタント「Siri(シリ)」の利用拡大に向けた措置も明らかにした。

アップルの株価は0.8%高の191.83ドルで4日の通常取引を終えた後、時間外取引で192.40ドルに上昇した。

iOS12では、アプリ立ち上げの時間などが「iOS11」の倍近く速くなり、アイフォーン6などの旧機種の速度が向上される。2013年モデルの旧機種まで対応可能という。

また、シスコ・システムズ<CSCO.O>のビデオ会議製品や、マイクロソフト<MSFT.O>のスカイプを追撃する格好で、グループビデオチャットの機能も向上させる。ビデオチャットに最大32人までの参加が可能になるという。

このほか、子どもが利用するアプリの種類に加え、利用時間を親が制限できる機能も発表。アップルは投資家から、子どもの端末過剰利用を助長しているとの批判を受けていた。

この機能は大人が自身の端末利用時間を管理できるシステムを土台としている。クリエイティブ・ストラテジーズのアナリスト、キャロライナ・ミラネシ氏はこれについて、親による制限のみが可能な他社のシステムと比べ、自身の利用制限も可能なアップルの機能は柔軟性の面で優れていると評価した。

アップルはまた、アプリ内でのSiri利用拡大に向け、開発者がSiriをより幅広く活用できるようにすると発表した。これまでは、決済サービスのペイパルや配車サービスのウーバーなどごく一部のアプリでのみSiriの利用が可能だった。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は音声アシスタント「アレクサ」を使ったアプリのコントロールに対し、より前向きな姿勢をとってきた。

ネット上でユーザーの匿名性を保護しやすくするため、パソコン「Mac」とiPhoneの双方について、ウェブブラウザー「サファリ」の機能を改善したことも明らかにした。ソーシャルメディア企業の「いいね」や「シェア」のボタンを使うウェブサイトは、許可なくユーザーを追跡することができなくなる。

広告主がユーザーを識別しにくくする新たな措置も明らかにした。

アップルはさらに、ゲームなどでユーザー同士が拡張現実(AR)を共有できる新たなツールを発表した。

iPhoneやiPad向けアプリをより簡単にMac向けに転換できるようにするためのツールを来年公表する方針も明らかにした。現状では、iOSに次いでグーグルの基本ソフト「アンドロイド」を第2の開発プラットホームに選ぶデベロッパーが多いことから、大きな変化をもたらす可能性がある。

*内容を追加しました。

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