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森友・加計を捨てるのか?党首討論で注目を集めた国民民主党・玉木共同代表を直撃

 1年半ぶりに行われた党首討論で、国民民主党の代表として質問に立った玉木雄一郎共同代表が話題を呼んでいる。

 同じ野党の立憲民主党・枝野幸男代表、日本共産党・志位和夫委員長が持ち時間の全てを森友・加計問題に費やす中、玉木氏は15分の持ち時間すべてを外交・経済に関する質問に充てたのだ。

■本来の"芸風"だった

 1日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に出演した玉木氏は「国家基本政策委員会合同審査会というのが党首討論の正式な名前だ。だったら国家の基本政策をやろうということ。私は金融、財政、通商、TPPの議論をずっとやってきたし、初めての党首討論なのでやはりそうした問題を取り上げた。これが本来の私の"芸風"(笑)」と説明する。

 「米ロとの関係も表面上は良いように見えるし、世界中を飛び回る安倍総理の外交についても私は評価している。しかし内実は甘くないし、日本の国益を賭けた勝負がそろそろ始まるので、我々からも釘を刺しておかないといけない。だから自分が逆の立場だったら答えられないような厳しいことも聞いた。外交交渉の現場でアメリカは"議会から言われた。野党から言われた"ということを材料に使ってくる。昔であれば私のような役割を自民党の派閥が担っていたが、それが無くなった以上、他の誰かがチェックしなければ正しい方向に持っていけなくなる」。

 そして、党首討論をさらに意義あるものにするためには、国会改革が必要だと主張。

 「党首討論は衆参両院から集まった人たちが2人だけを見る。我々にとっては武道館でアコースティックギターを持ってライブをするようなもの。ただ、もともと野党の党首が一人という前提で時間を決めてしまったので、野党が細かく分かれた今、一人の持ち時間が少ないということは問題だ。そこで私が提案しているのは、党首討論は週に1回、夜8時からやってほしいということ。マツコ・デラックスさんが出る前か後の時間にやれば、みんな見て、なにか感じてくれる。政治家の心も変わってくる。答弁がないのに朝から晩まで大臣がずっと座っている状況も変えたらいい。河野外務大臣はどんどん外国を回って国益のためにしっかり外交交渉をしてくれたらいい」。

■モリ・カケ追及を捨てたわけではない

 加計学園問題をめぐる議論では、過去に玉木氏が日本獣医師会から献金を受けていたことを批判する声もある。AV女優の紗倉まなは、玉木氏が森友・加計問題に触れなかったのは、そのことに触れてほしくないという意図があったからではないかと指摘する。

 玉木氏は「そういう意図は全くない。私は誰よりも森友・加計問題を追及してきた。献金についてもやましいことはないし、ブログでも説明してきた」と反論、「検察による捜査は一旦終わったが、刑事責任以外の責任がある。例えば8億円値引きの問題は法令に基づいてカタを付けなければならない」として、今後も追及の手を緩める考えはないという姿勢を示した。

 国会で森友・加計学園問題を追い続ける野党について、スタートトゥデイの田端信太郎氏は「これだけ8億円の問題に使ってきた時間があれば、8億円分税収が上がる話をいくらでもできたのではないか。"国民民主党はモリ・カケはもう一切やらない"と言い切った方が、政党としてもベンチャー的だし、枝野さんも焦ると思う」と疑問を呈すると、玉木氏は「税収を上げる話は別にやったらいい。行政の公平性を担保するためには、たとえ1千万円だろうと不正だと思うことは明らかにしないといけない」と回答。

 「だから我々は森友・加計あるいは公文書についてだけを議論する特別委員会を設置すればいいと主張している。同時に大切なのは、制度の不備の見直しだ。今回、なぜ刑事罰に問われなかったかというと、法律上、公文書の改ざんが明確に禁止されておらず、罰則もなかったからだ。我々は全ての文書を電子決済にし、改ざんには罰則をつける改正法案を作って国会に提出している」と説明した。

■握手の際に総理が囁いた言葉は「言えない」

「単に"お疲れ様"ということだけではなく、一言二言、日露交渉の話をした。総理はあることを囁いてくれたが、お互い政治家なので内容は言えない」。

 党首討論を終えて各議員が退出する中、安倍総理は自ら玉木共同代表の席へと向かい、握手を求めて声をかけた。 

 「正直、戸惑った。一直線に来たので逃げられなかった。それなりに核心をついた議論ができたという一つの証左だと思うし、総理も受け止めてくれたということだと思う。握手したをことで、反安倍の人たちから"裏切り者"、"魂を売った"、"ゆ党だ"と批判を受けてもいる。しかし、ある種のスポーツマンシップのようなもので、試合が終わればお互いを称え合うのは大事だ。次の試合はまた厳しくやるし、私は決して甘くはならない。おかしいことはおかしいとやっていく。日本の現状を見るれば財政も厳しいし、中国が台頭してきていたりする。そこで現実的にやろうとすればするほど、政策は似通ってくる。だからといって自民党の補完勢力になる気はないし、きちんとした選択肢になる」。

 また、「枝野さんとは党首討論の日の夜に飲んだ。結構そんなもの。共産党の方も社民党の方もみんな集まった」と明かし、野党共闘については「お互いに切磋琢磨しながら、野党としてまとまるところはまとまっていけばいい」とした。

 ANNの最新の世論調査によると、政党支持率は自民党41.4%、立憲民主党15.2%、公明党4.1%、共産党5.7%、日本維新の会1.6%、社民党1.3%、希望の党0.7%、自由党0.4、そして玉木氏の国民民主党が1.5%となっている。

 今回の党首討論で存在感をアピールした国民民主党。今後の動向に注目だ。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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