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【トランプ・金正恩会談】誰が何と言おうがCVIDです

国際政治が目まぐるしく動いています。

26日土曜日に安倍総理大臣とロシア・プーチン大統領、韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩労働党委員長がそれぞれ会談しました。

日ロは率直に言ってまだまだ時間が掛かるでしょう。
何よりも日本は北方領土を決着させたいのでもちろん”掛けたくありません”が急速に進展していくという雰囲気にはまだなっていません。

一方、国際社会の目が向いているのは、6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談の動きです。
24日木曜日、トランプ大統領が
「会談はやらない」
と声明を出しました。

それまでは
「いよいよ米朝が話し合って平和裏に解決」
というムードが煽られていましたから、世界のマスメディアは大きく報じています。

伏線はありました。
最近、北朝鮮の崔善姫という外務次官が
「米朝会談は別にやりたくなければやらなくても良い」
と言わんばかりであったり、アメリカ・ペンス副大統領に
「生意気言うな」
と言ってみたりと、真面目に話し合う気があるのかという挑発を繰り返していました。

米朝会談がアメリカのペースにならないようにと北朝鮮がまた瀬戸際発言で自分たちに有利にしたいという思惑があったようですが、実際にトランプ大統領が
「やらない」
と言ったら慌てた北朝鮮は即座に南北会談を呼びかけて26日に会談したわけで、要はやらなきゃ困るのは北朝鮮です。

こうした北朝鮮の狼狽を見てトランプ大統領はまた発言を一転させました。
”6月12日に予定通り会談する”という含みを持たせていますが、実際に行われるのかそれともリスケ・延期になるのか今の時点ではわかりません。

ただ日本が重視しなければならないのは北朝鮮が確実に核を廃棄するかどうかの一点です。

以前、当ブログに書きましたが、アメリカにのみ都合の良い妥協をされても困ります。

2018/04/27【予想】南北会談。抱きあって、笑顔で、さて中身は?
http://nakada.net/blog/12497

すなわちアメリカにミサイルが飛んで来なければ良いという妥協では困るわけで、最近、出てくる言葉がCVIDの頭文字です。
C Complete(完全)
V Verifiable(検証可能)
I Irreversible(不可逆)
D Denuclearization(非核化)
すなわち”完全かつ検証可能で不可逆的な核放棄”が日本には絶対条件です。

今のところアメリカはこのCVIDスタンスを堅持していますからそこは信じたいところですが、とはいえ核廃絶は2~3日ではできません。
常識的に考えれば数年は掛かるでしょうが、北朝鮮の言い分はその数年間も経済援助や貿易をしたいすなわち
「制裁を解除してくれ」
と主張しています。
対して日米はちゃんとCVIDを見届けたら再開しましょうというスタンスです。
これがまさに”6月12日”のポイントそのもので、そこまで行ける下交渉になっていくのか、それが無理で合意できないのであれば会っても意味がありません。


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