記事

日大・田中英壽理事長は会見を開き、リーダーシップの発揮を

1/2


■"準備不足"の記者会見

 立て続けに危機管理能力のなさを露呈してしまった日本大学。26日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演したノンフィクション作家の長田渚左氏は「悪い伝統の上に胡座をかいて、座布団がどんどん増えていってしまったような感じ。出てくる人、出てくる人がNGな人ばっかりだ。世の中には反面教師という言葉もある。今回のことをよく学んだ若者に修正をしてもらうということしか考えられない」と厳しく批判した。



 23日に開かれた、内田前監督と井上コーチの緊急会見で"場外バトル"を繰り広げ注目を集めたのが、司会を務めた広報部の米倉久邦氏だ。元共同通信記者の同氏は会見後半、「いいですよ、もうしゃべらないでください。これでもう打ち切ります。やめてください。やめてください。やめてください。もうさっきからあなたしつこいけど」と記者たちからの質問を制止した。

 それでも質疑を続けようとする記者に「この会見はアメリカンフットボールに関わる人、みんな見ている」と反論されると、「見ていても見ていなくてもいいんですけど、みんな同じ質問を何度を繰り返しているので」と発言。さらに「すみません。司会者のあなたの発言で今、日大のブランドが落ちてしまうかもしれない」と食い下がる記者には「落ちません」と即答。会場に失笑が漏れた。

 こうした対応について危機管理アドバイザーの畑山純氏は「謝罪会見というのは、基本的に最後まで質問を聞いてしっかり説明する場。途中で打ち切るのはあり得ない。また、加害選手の会見と全然違っていたのは、本来であるべき経緯説明が最初になかったこと。会見の方向性が定まらないまま質疑応答が始まり、どうしようもなくなっていったと思う。準備ができていない」と指摘した。



 その一方、「内田前監督よりも井上コーチが危うい感じで、同じ質問を何度かされるうちに、言っていることが少しずつ変わったり、結果的に指示を認めるような発言もしたりしている。その様子を見て、もしかしたらもうこの辺りで打ち切らないと、という思いがあったのかもしれない」と米倉氏の心境を慮った。

 この会見後、日大の教職員組合は緊急声明を発表。「大学法人本部の危機管理能力欠如をいよいよもって露呈させている。司会者の不遜な態度を含め、大学側の不誠実さを広く世に知らしめた、このままでは、5月21日の組合声明で危惧したとおり日本大学の信用は地に落ちるばかり…」と訴えた。

あわせて読みたい

「日大アメフト問題」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    石破氏に苦言呈す甘利氏に違和感

    郷原信郎

  2. 2

    チコちゃんに飽き?NHK編集が秀逸

    メディアゴン

  3. 3

    半分、青い。の震災表現は逃げ

    井戸まさえ

  4. 4

    「人権守れ」日本人のズレた叫び

    自由人

  5. 5

    大正製薬 特許切れで人員大削減

    MAG2 NEWS

  6. 6

    本田翼ゲーム実況で業界に変化か

    女性自身

  7. 7

    新潮45問題で不買運動はおかしい

    やまもといちろう

  8. 8

    中国が米国との通商協議とりやめ

    ロイター

  9. 9

    ダウンタウン 君臨し続ける秘訣

    NEWSポストセブン

  10. 10

    安倍首相は会談の情報開示せよ

    大串博志

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。