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05月16日 14:50
日本の法律はガラパゴス

国交省は、関越道で7人が死亡したバス事故を受けて、バスなど公共交通の安全を確保するための「検討チーム」を設置し、どういう方向性で取り組むべきかの協議を始めたと言う。 子供でもあるまいし、今更「ど...
富士通、余剰SE変身作戦
富士通がグループで抱える約3万人のシステムエンジニア(SE)の大がかりな職務転換に乗り出した。一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。野副州旦元社長の急進的な改革路線を修正した富士通はSE余剰問題で軟着陸を目指すが、クラウドの奔流にのみ込まれる危うさもはらむ。
富士通、余剰SE変身作戦
実は富士通グループさんには弊ブログを頻繁にご覧頂いておりまして、企業ドメインの中では最もアクセスの多いドメインであります。クロールしにきているのかなと思うぐらい。ブログで言及している「なんでもかんでも受託開発では、もうSIビジネスで成長することは出来ない」という危機感がついに経営陣にまで到達したのかと、勝手に感慨に耽っております。何にせよ舵を切ったのは評価すべきことです。
この記事の骨子であろう「クラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなる」の意味は、2年ぐらい前から何度も申し上げていることですが人月積み上げの価格設定では明日から使えますよというSaaS,PaaSのビジネスモデルには太刀打ちできない、という文脈でしょう。Salesforce導入なら月10万、オーダーメイドで作ったら500万+運用費。ここを天秤にかけたら、どっちに軍配があがるのは明らかです。顧客はもう、構築費にはお金を払わなくなっている。
業務がパッケージとフィットすればそいつをそのまま突っ込んだ方が速いし安いことが多いんですが、手間をかけたほうが人月では儲かる。つまり、パッケージを担ぐより受託開発をやった方が基本的には儲かる。工数かけたほうが儲かるんだから作り込みにいくぜ、そうすれば下請けにも出せるだけの金額出せるし的な人月の負の側面がありまして。ここに絶望する人多いです。この職務転換からは、人月の負の側面を活かしたビジネスでは3万人の従業員を食わせることが出来ないと解釈も出来ますので、実はグッドニュースかもしれません。
前ふりはこの辺にしておきまして、ホントの焦点は「個別構築はあかんならクラウドだという単純バカな理屈をどこまで練り込んでいるのか」です。個別システムの作り込みからクラウドサービスの提供への職務を行える人材を作るとのことですが、クラウドを活用して受託開発で成長するんです人月はそのままで的転換だったら、絶対失敗するでしょう。受託開発のPDCAサイクルのスピードを高速にしてクラウドサービスに対抗するのは戦略としてはアリですが、今までよりもディープに顧客の要望を聞き出してそれをソフトウェア上に設計して実装できる人材でなければ破綻します。要望からシステム機能まで瞬時にドリルダウンできないと、スピードは上がらない。今までそのスピードを必要としなかったビジネスで生きてきたSEを、再教育したからといってジョブチェンジできるとは、私には思えません。クラウドって言いたいだけなんじゃないのと揶揄されるレベルでは話にならない。
富士通グループぐらいの大きな会社さんなら、様々なビジネス課題を解決できるソリューションを多数お持ちのはず。それらを人月でヒョウタンツギにしていたパッケージやソリューションを解体して、OSSベースで焼き直してWebで複数のビジネス課題を解決できる運用を含めた新サービスを作るという方向のほうが面白いと思うんですが。職務転換の前にビジネスモデルの転換が先じゃねっていう気がすごくするんですが、3万人抱えていると抜本的な改革は難しいですよね。余剰SEの真因が人月単価への依存だとすれば、ね。
富士通グループが職務転換によって新しいSIの形をどのように作り上げていくのか、業界の先を展望する意味でも楽しみです。話題の記事をみる - livedoor トップページ
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