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被害選手の父・奥野康俊氏「加害選手の寛大な措置を求める嘆願書を集める」



 アメリカンフットボールの試合で日本大学の選手が関西学院大学の選手に悪質なタックルをした問題で、26日午後、関西学院大学側が「合同説明会」を開いた。

 これは一昨日、日本大学が関西学院大側からの求めに応じて提出した再回答書を受けてのもので、鳥内秀晃監督と小野宏ディレクター、そして負傷した選手の父・奥野康俊氏が出席した。

■「真実とは到底認識できない」関学大は日大側の見解に疑念

 会見ではまず、関学大アメフト部としての見解を鳥内監督と小野ディレクターが説明。加害選手の証言には信憑性・整合性があるとした一方、日大側の会見や再回答書の内容については、試合時の映像に残る日大側の挙動と照らし合わせて「疑念がある」「不可解」といった言葉を使って厳しく批判。「誠意ある回答とは受け取れない」「矛盾があり、真実とは到底認識できない、これ以上の問答は平行線をたどる」として、信頼関係を取り戻すまで日大との定期戦は中止、第三者機関によるもの含めた調査と、捜査機関による捜査を望むとした。



 また、関学大アメフト部として加害選手やその家族についても支援をする意向を示し、弁護士を通じて「我々ができることがあればいつでも相談してくださいという話をしている」と明かした。さらに鳥内監督は、被害選手が順調に回復しており、試合出場への準備を進めているとも明かした。



 質疑応答では、記者団から「アメフト本来の素晴らしさとは」「試合前に聖書を朗読する意味は」といった質問も飛び出した。

■「世間から多くの批判に晒され、すでに社会的制裁を十分に受けている」

 アメフト部としての説明・質疑が1時間半ほど続いた後、奥野氏が会見。日大に対し「憤りから、それが不信感、今は悲しみに変わってきている」とし、「日大の選手・スポーツやっている皆どころか、学生たち、OBたちも注目している。大人の都合で子どもたちが悲しんでいる姿を見たくはない。息子の友達も日大フェニックスにいる。子どもや親御さんたちの気持ちを考えるとつらい」と心境を吐露した。



 その上で、「日大選手を加害者としなければ被害届や告訴状は受理できないと警察に言われたことから、やむを得ずそうしたが、加害選手が重い刑事責任を負わされることへの不安を抱えている。真実を明らかにすることは加害選手のためでもあり、監督・コーチの厳正な処罰を求めることも必要。その意味から捜査は進める必要があり、被害届を取り下げることはできない」として、「加害選手は世間から多くの批判に晒され、すでに社会的制裁を十分に受けている。刑事責任をさらに負うべきではない。そこで今の私にできることは、寛大な処分を求める嘆願書を集めること。検察官に寛大な措置がなされるよう求めたい。嘆願書はFacebookにアップする」と表明した。

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