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伝聞で馬鹿騒ぎ、危機感ゼロの国会

近頃の国会の様子を見ると、政治そっちのけで、ひたすら安倍総理追及だけで終始しているように思える。

米朝会談さえどうなるかわからない緊迫した状況の中、政治家に危機感が感じられない。

北朝鮮の金委員長の微笑み外交は一瞬にして変わる。一つ間違えば、存亡をかけた最大の被害を蒙るのは日本である。

そもそも北朝鮮は核実験はやめると言っているが廃絶とは言っていない。

大陸間弾道弾ICBMはやめるがノドン、スカッドをやめるとも言っていない。ICBMの飛距離は5,500kmでアメリカ本土に届く。ノドンは1,500km、スカッドは1,000kmで日本に届く。しかも、ノドン300基、スカッドは800基もあって、いずれも日本に向けてセットされているのだ。

一触即発の危機について国会でどれだけ議論されたのか。日米同盟が唯一の防衛という現状について真剣な議論がされたのか。驚くほどの国会の怠慢ではないか。

愛媛県の新たな文書で、野党の攻勢は一層強まっている。公文書ではない、一職員のただのメモで鬼の首でも取ったような大騒ぎ、あきれるばかりである。

しかも、加計学園が今治市に話した事を県が聞いてメモしたもので、伝聞の又伝聞なのである。まるで伝聞ゲームではないか。

安倍首相が、その平成27年2月25日に加計孝太郎理事長と会って、「そういう新しい獣医大の考えはいいね」と言ったというのだが、安倍首相は理事長に会ってもいないと否定している。

首相官邸の入邸記録は廃棄されて無いが、報道各社の官邸への来客を記録する「首相動静」欄を見ると、25日分に加計氏の名前は無い。ホテルなどでの密会という野党議員がいるが、獣医学部新設がなんら問題になっていなかった頃の事で、ことさら会うことを隠す必要はない時期なのだ。

しかも、それから4ヵ月後の27年6月30日に、安倍内閣は獣医学部新設に関わる厳しい4条件を閣議決定している。「獣医大いいね」の言葉と全く矛盾している話である。当時国家戦略特区担当だった石破茂地方創生担当相の影響で、その名前をとって「石破4条件」と呼ばれている。「誰がどのような形でも現実に参入は困難という文言にした」と獣医師会の会議録に、石破大臣が述べたとも書かれている(石破氏は否定)。これも伝聞なのである。

どうやら加計学園も獣医師会も自分の都合いい内容を記録し、それが次々と伝わっていったということであるらしい。

最近は中村時広という変な知事まで参戦し、職員を信じますと、前知事時代の職員のメモを次々と公表している。県自民党と不仲だとのことだが、ただの「出たがり屋」としか思えない。加戸守行前知事は獣医学部新設のため全力を尽くし、実に国内で52年ぶりに新設を実現させた愛媛県の功労者だが、後継知事なら感謝と敬意の念をもつべきではないか。

一体、首相発言と伝聞とどちらを信じるのかということだが、一国の首相をことさら信じようとしない風潮は残念である。

追求で息巻く野党は、これで審議日程を引き伸ばせると張り切っている。愚かな事だ。

内外共に多くの問題を抱え、特に国家存亡の危機とも思える国際環境の中、いつまで不毛の議論を続けるつもりなのか、もういい加減にしろ!というのが多くの国民の本音ではないだろうか。

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