よくお邪魔させてもらっているブログに
中政驿 第2月台 「Teingrad」(中国語)というものがあり、いつも面白い中国語の記事などを紹介してくれているのですが、そこで紹介されていた「中国人の世界観」という記事が大変おもしろかったので、これについて少し。
これは『環球網』が中国人ネットユーザーを対象に、中国人が世界各国に対してどのようなイメージをもっているかをアンケート形式で調査したものです。『環球網』にも特集頁「
中国人の世界観」が儲けられており、とても興味深い結果がならんでおります。
1 10大国家に対するイメージ
それによると世界の10大国家に対する中国人のイメージは以下のとおりとなっております。
アメリカ:覇権、強大、傲慢
ロシア :強硬、軍事強国、土地が広く物資が豊富
イギリス:植民地、侵略、略奪
日本 :反中国、変態、軍国主義
ドイツ :厳格、先進、自動車
ブラジル:親切で豪放、サンバ、サッカー、遠い
南アフリカ:ダイヤモンド、アフリカの先進国、黄金
インド :チベット独立支援、尊大、反中国
フランス:ロマンチック、流行、エッフェル塔
イタリア:マフィア、流行、ローマ帝国
アメリカの結果はある意味当然として、どうしても香港のイメージの強いイギリスを除けば、ヨーロッパ各国やブラジルはやはり遠い国でステレオタイプ的なイメージしかないというのが私の感想です。
個人的に驚いたのが日本の「変態」とインドの「チベット独立支援」で、「軍国主義」が3位になったのは良いことかと思いますが、2位が「変態」というのはあまり素直に喜べません。インドに対してこれほど悪いイメージというのは少しびっくりしております。
2 周辺国に対するイメージ
中国の周辺国に対するイメージ調査も行っており、それは以下のとおりとなっております。
フィリピン :メイド、南シナ海侵略、反中国
北朝鮮 :貧困、アメリカに対抗し北朝鮮を支援、反米
オーストラリア:カンガルー、鉄鉱石、米濠同盟
モンゴル :元は中国の領土、草原、ジンギスカン
パキスタン :友好的、兄達(国)、カシミール
タイ :ニューハーフ、香り米、ゾウ
ミャンマー :玉 ゴールデントライアングル 中国遠征軍
インドネシア:反中国、バリ島、華僑が多い
シンガポール:華人国家、リー・クアンユー、花の都市
アフガニスタン:タリバン、貧しくて遅れている、アルカイダ
韓国 :歴史を盗む、尊大、整形
昔から近くの者は仲が悪いと申しますが、「平和国家」であるはずの中国もどうも周辺国とはあまりうまくいっていないというイメージを持っているようです。
その典型的な例がフィリピン、インドネシア、オーストラリア、韓国で、反対に仲が良いのが、パキスタン、ミャンマー、シンガポールといったところでしょうか。
韓国は私も何度かこのブログで取り上げておりますが(
高句麗壁画返還騒動や
中国の嫌韓と韓国の嫌中等)、中国も韓国に対してはどうも、いろいろ複雑な感情があるようです。
3 遠い国々に対するイメージ
反対に中国から離れたところにある11の国々に対するイメージ調査も行っており、それは以下のとおりとなっております。
キューバ:カストロ、葉巻たばこ、社会主義国家
スイス:腕時計、銀行、軍刀
イスラエル:ユダヤ人、中東戦争、エルサレム
カナダ:ノーマン・ベチューン(※)、中国の汚職官僚、土地が広く人口が少ない
※カナダ人医師、共産党員、延安で医療活動を行った。
エジプト:ピラミッド、古代文明、スフィンクス
イラン:強硬、ネジャド大統領、石油
ノルウェー:ノーベル賞 北欧の海賊 厳寒
イラク:サダム・フセイン、イラン・イラク戦争、湾岸戦争
サウジアラビア:石油、豊かな石油、メッカ巡礼
トルコ:東トルキスタン、オスマントルコ帝国、アジアとヨーロッパの架け橋
ギリシア:古代文明、アテネ、オリンポス山、ホメロスの詩
こうしてみるとやはり自国から遠い国のイメージはやはり概して面白くありません。ただ、その中でもカナダで、最初にベチューンが出てきたり、トルコで東トルキスタン(新疆ウイグル自治区における、ウイグル人、カザフ人などの独立運動)が出てきたりするのは、如何にも中国という感じで大変おもしろく感じました。
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中国ニュースをウォッチし、日本との関係を中心に考察。