記事

ネットは恋愛の味方にも敵にも 55%が「長時間利用で喧嘩」


Bodnar Taras/shutterstock.com

 Kaspersky Labが日本を含む世界18カ国で実施した調査によると、62%がスマホなどデバイスやインターネットを通じたコミュニケーションでパートナーとの関係を深めている一方、55%がデバイスの長時間利用で交際相手と口論に発展しているという。こうしたツールの利用が、2人の絆を深めるための手段であると同時に、関係の悪化を招くおそれもあることが浮き彫りになっている。

◆62%が「デバイスやオンラインでのコミュニケーションでパートナーとの親密度が増す」

 現代のカップルはスマートフォンなどのデジタルデバイスやオンラインメッセージを利用して関係を深めている。「離れていてもオンラインで相手と常に連絡を取り合っている」と回答した人は82%に上り、「デバイスやインターネットを通じてコミュニケーションを取ることで相手との親密度が増す」と答えた人は62%であった。

 こうしたコミュニケーションツールを利用するにあたりデバイスやアカウントまでも、パートナーと共有していることも本調査でわかった。回答者のうち、パートナーとデバイスを共有している人は82%、オンラインバンキングやショッピングサイト、ソーシャルメディアなどのアカウントをパートナーと共有している人は77%であった。パートナーと何かしらのアカウントを共有していると回答した10,954人のうち、53%は「アカウントやデバイス本体などのオンラインアクティビティを共有することで関係が深まった」と回答しているという。

◆55%が「デバイスを長時間使っていること」がパートナーとの口論の原因になった

 一方でコミュニケーションツールを利用する上で欠かすことのできないデバイスの利用が、デメリットになるケースも明らかになった。調査では、デバイスの使いすぎやサイバーセキュリティといった、さまざまな問題が起こり、カップル間の口論につながっていることがわかった。例えば、51%が食事中や会話中にデバイスを使用したせいで口論に発展したことがあると答えている。また、デバイスを使っていた時間が長すぎるという理由で口論に発展したことがある人は55%であった。このことから、人はないがしろにされることを嫌い、一緒にいるときは相手に注意を向けてもらいたいと感じていることがわかる。

 しかし、口論の原因はデバイスの使いすぎに限ったことではないようだ。SNSの投稿にパートナーが「いいね!」しなかった(34%)や、以前の交際相手とオンライン上でやり取りした(33%)などが口論のきっかけになったと回答している。

 また、サイバーセキュリティの問題に関するトラブルがケンカの原因になることもあるようだ。24%は、パートナーのせいでデバイスがマルウェアに感染して口論になってしまったことがあると明かしており、相手の不注意あるいはマルウェアによってオンラインでお金が盗まれ、口論になったことがあると答えた人は19%に上った。

 日本は世界全体に比べて全体的な傾向は低いものの、口論の原因として「食事中や会話中にデバイスを使用した(日本34%)」、「デバイスの長時間利用(日本33%)」などがあがっている。デバイスを共有しているカップルほど上記のような問題で口論になりがちなことは想像しやすいが、現代の恋愛関係においては、デバイスが敵にも味方にもなり得ることを表しているといえるだろう。

Text by 酒田 宗一

あわせて読みたい

「恋愛」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    日本人がアメフト問題に腹立つ訳

    永江一石

  2. 2

    ローソンは行列生むレジ改善せよ

    内藤忍

  3. 3

    橋下徹氏が日大問題で学生へ謝罪

    橋下徹

  4. 4

    空気読めない時代遅れの日大広報

    渡邉裕二

  5. 5

    米朝会談中止は習近平氏が影響か

    MAG2 NEWS

  6. 6

    眞子さま見せた紀子さま拒絶の姿

    NEWSポストセブン

  7. 7

    森友交渉記録に昭恵氏関与の形跡

    森ゆうこ

  8. 8

    米朝首脳会談決裂で困るのは日本

    天木直人

  9. 9

    日大に致命傷与えた稚拙な広報

    早川忠孝

  10. 10

    元横浜市長が新聞の首相動静解説

    中田宏

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。