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(株)スマートデイズ

~民事再生から一転、破産~

赤間代表(右)と菅澤前社長(4月14日都内)

(株)スマートデイズ(TSR企業コード:294730672、法人番号:4010001148478、中央区銀座1-7-10、設立平成24年8月2日、資本金11億20万円、代表取締役:赤間健太氏)は5月15日、東京地裁より破産開始決定を受けた。

破産管財人には清水裕介弁護士(ひいらぎ総合法律事務所、中央区銀座8-9-11、電話03-5524-5554)が選任された。

負債総額は60億3523万円。

女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」や男性向けシェアハウス「ステップクラウド」を一般オーナー向けに販売し、管理運営を受託する「サブリース」の業態で事業を展開。オーナーに対する金融機関の積極的な融資姿勢もあり、平成25年7月期に4億4500万円だった売上高が29年3月期には316億9600万円にまで伸長していた。

しかし、シェアハウス供給を急拡大した結果、需給バランスが崩れ入居率が低下したことに加えて、オーナーへ多く融資していたスルガ銀行の融資姿勢が29年秋頃より硬化したため販売が大幅に落ち込み資金繰りが悪化。29年10月にオーナーに対してサブリース賃料の減額を通知し、30年1月中旬には都内でオーナー向け説明会を開き、1月以降の賃料支払いの目途が立たないことを公表した。

これに前後して、1月12日に大地則幸氏が代表取締役を辞任し、(株)オーシャナイズ(TSR企業コード:296564656、法人番号:1011001054487、東京都港区)の社長を務める菅澤聡氏が代表取締役へ就任。代表交代後、東京商工リサーチの取材に対し、「オーナー様方へ一定水準のサブリース金額を継続してお支払いさせていただけるように、事業提携を含めた再建計画を近日中にお出しする予定」と回答していた。

一方、3月27日には当社とサブリース(マスターリース)契約をしていたオーナー13名が、当社や建築会社、販売会社など15社と当社役員らに総額2億円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴する事態に発展。さらに、菅澤聡氏が4月3日付で「一身上の理由」で社長を退き、赤間健太氏が代表取締役に就任していた。こうしたなか、当社の資金繰りは改善しなかったことから4月9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。

しかし、12日と14日に都内で開かれた債権者説明会では、出席したオーナーから民事再生への異論が噴出。18日に東京地裁より民事再生法手続きが棄却され同日、保全管理命令を受けていた。

なお、「かぼちゃの馬車」などシェアハウスオーナーの大半に融資していたスルガ銀行(株)(TSR企業コード:449001504、沼津市)は、30年3月期決算でシェアハウス関連融資等を大半とする貸倒引当金262億円を繰り入れ、3月期の連結経常利益は290億1700万円と前期比49.2%減少した。

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