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大谷翔平 MLB「夢の祭典」の在り方すら変える可能性も


【まさに夢の舞台(時事通信フォト)

 投げては160キロオーバーの剛速球、打てば特大のアーチを量産──獅子奮迅の大活躍で、所属するエンゼルスどころかメジャーリーグの「顔」にまで一気に上り詰めた大谷翔平(23)。こうなると期待してしまうのは、オールスターゲームでの「二刀流」披露だ。

 今年は7月17日(火・現地時間)、ナショナルズの本拠地・ワシントンで開催される。メジャーでは野手(DH含む)はファン投票、投手は監督推薦で選出される。現在の活躍が続けば、大谷が両方で選ばれる可能性は十分にある。

 ただし、1試合しか開催されないメジャーのオールスターで二刀流を実現するのは難しい。2010年以降、オールスターでは全試合でDH制が採用されている。つまり投手か打者どちらかでの出場が原則なのだ。スポーツジャーナリストで「J SPORTS」解説者の出村義和氏がいう。

「現実的なのはDHで出場するか、打者として前日のホームランダービーに参加し、当日は投手として出場するというプランでしょう。しかし本戦での二刀流もあながち夢ではない。DHを解除して試合途中からマウンドに登ることも考えられる。それに、メジャーはファンの夢を叶えるルール改正には柔軟に対応します。“大谷限定の特別ルール”が設けられる可能性も十分あるのでは」

 ちなみに投手・野手の両部門で選出された選手は過去にいない。大谷の存在は、アメリカの「夢の祭典」の在り方すら変えてしまうかもしれないのだ。

 夢は膨らむばかりだが、エンゼルスのソーシア監督にとっては頭の痛い問題かもしれない。

「大谷は日曜登板(現地時間)が定着していますが、もし火曜開催のオールスターに登板するならローテ変更を余儀なくされる。ただでさえエンゼルスの投手事情は厳しいだけに、ソーシア監督としては“打者のみの出場がありがたい”と内心思っているのでは」(現地記者)

 これまでも数々の「不可能」を可能にしてきた大谷。オールスターでも常識を打ち破るか。

※週刊ポスト2018年5月25日号

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