記事

国際信州学院大学問題

2018-05-13 13.20.00

娘が生まれて初の母の日。これまでは、お互いの母親のお祝いをしていたのだが、今年からは妻に感謝する日でもあり。感慨深かった。

それはそうと、Twitterのトレンドに「国際信州学院大学」というものが入っていた。架空の大学だという。HPまで作られたとか。ここの学生が50人分の予約をしてドタキャンというフェイクニュース(?)も流れていた。もう、どこまで本当かわからない。

架空のネタ大学「国際信州学院大学」とは 発祥は5ちゃんねる...「騙された」ケースも
https://www.j-cast.com/2018/04/17326408.html

もっとも、これが巧妙というか、騙されてしまうところに、日本の大学をめぐる現状というか、問題の一つが凝縮されているようにも感じた。

日本に大学はいくつあるのか?

約780である。

日本の大学は増え続けてきた。1990年代の大学設置基準の大綱化により、520校程度だったものが、ここまで増えた。よくこの大綱化が大学増加の原因とされており、間違ってはいないのだが、そもそも日本の大学は、その前の時代を含めて右肩上がりに増え続けてきた。

日本の大学の名前を、全部言えるだろうか。言えるのは大学に関する専門家や、ジャーナリストだけだろう。もはや覚えきれないくらいに大学は存在する。伝統のある大学も、イメージチェンジのためや、統合したために学校名を変更する場合もある。さらに学部名まで多様なのだから、覚えきることは困難である。

いや、別に約780の大学名やその学部名を全部覚えられなくてもよい。問題は、受験の際に高校生・浪人生とその保護者に、就活の際に企業の人事に認知されているかどうかである。これはこれで大変なことだ。

日本の大学は東京や京都に集中している。ただ、首都圏、関西圏などもそうだが、ある県の中で認知されるのも意外に大変だ。この認知度と、偏差値は必ずしも連動しないし。

この国際信州学院大学というのは、実に絶妙で。甲信越エリアの私学という設定、「国際」「学院」などありそうなフレーズの組み合わせであり。「あぁ、ありそう」という名前ではある。

大学の関係者は認知度を上げるために努力している。今日も様々な大学の教職員たちが高校まわりをしている。

まあ、Twitterの反応でも、リテラシーの教科書的なものだという声があったが。このようにフェイクニュースの芽というのはそこらじゅうにあるわけだけど、「あぁ、ありそう」という設定はなかなか絶妙であった。たまたま大学ネタだったが、今後もこのようなフェイクニュースは生まれるのだろうなあ。



最新作よろしくね。

あわせて読みたい

「大学」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ダム決壊 韓国紙が東電に難癖

    tenten99

  2. 2

    那覇市長選 与党が敗北した要因

    田中龍作

  3. 3

    韓国また合意棚上げ? 注目の判決

    tenten99

  4. 4

    堀江氏「もう一度東大受ける」

    MAG2 NEWS

  5. 5

    「考え方が甘い」時差Bizに指摘

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  6. 6

    AI無人店舗は万引きの概念変える

    赤木智弘

  7. 7

    安倍自民が連敗 地方に耳傾けよ

    舛添要一

  8. 8

    銀座ママ 好き嫌いで仕事すべき

    MONEY VOICE

  9. 9

    松井秀喜のG復帰 ナベツネが壁?

    NEWSポストセブン

  10. 10

    サウジ皇太子の脅威だった記者

    六辻彰二/MUTSUJI Shoji

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。