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スーチー氏への失望広がる ロヒンギャ問題

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トップ画像:Kutupalong Refugee Camp, in Bangladesh © UNHCR/Andrew McConnell

大塚智彦(Pan Asia News 記者)

【まとめ】

・国連安全保障理事会の視察団がロヒンギャ族の避難民キャンプを訪問。

・英国連大使ピアース氏、人権侵害事案の捜査を「国際刑事裁判所(ICC)」に委ねる考え示す。

・国軍擁護を続けるミャンマー政府とスーチー顧問への失望広がる。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されず、写真説明と出典のみ記されていることがあります。その場合にはJapan In-depthのサイトhttp://japan-indepth.jp/?p=40012でご覧ください。】

国連安全保障理事会の視察団がミャンマーの少数イスラム教徒ロヒンギャ族の問題に関連して、避難民として逃れているバングラデシュのキャンプや元々居住していたミャンマーのラカイン地方、そして首都ネピドーを訪問した。

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▲写真 ロヒンギャ難民キャンプ 出典:OIC Official Instagram

各国国連大使など15人からなる視察団はネピドーでアウンサンスーチー国家顧問兼外相ミンアウンフライン国軍最高司令官と会談し、ロヒンギャ問題で意見を交換したものの「ミャンマー国軍による深刻な人権侵害や民族浄化」を証明しようとする国連側とあくまでテロリストを対象にした軍事作戦であるとするミャンマー側の主張の隔たりは埋まらなかった

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▲写真 アウンサンスーチー国家顧問兼外相 出典:photo by Claude TRUONG-NGOC

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▲写真 ミンアウンフライン国軍最高司令官 出典:photo by Htoo Lwin

ロヒンギャ問題が2017年8月に大きくクローズアップされて以来、国連による初の大規模視察団をミャンマーが受け入れたものの、ロヒンギャ問題の根本的な解決にはほとんど無力だった。

■ 国境の東西で現状を視察

国連安保理視察団は4月29日にバングラデシュ南東部のコックスバザールにあるロヒンギャ族の収容施設をバングラデシュ政府関係者の案内で視察した。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の調査によると2017年8月にミャンマー国軍によるロヒンギャ族への軍事作戦開始以降、ラカイン州から国境を越えてバングラデシュに逃れたロヒンギャ族は67万1000人に上っている。その多くがコックスバザールとその周辺にある収容施設で不自由な生活環境、厳しい衛生状態、不十分な食糧の中での生活を余儀なくされている。

収容施設を訪れた視察団に対し、ロヒンギャ族の人々からはミャンマー国軍によるレイプ、虐殺、放火などの数々の人権侵害事案に関する訴えが相次いだという。

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