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軽い風邪くらいで病院にかかるな? 説明、調整が下手な財務省

NHKニュースで流れた財務省からの提案(軽いかぜは患者の自己負担上乗せ 医療費など抑制へ提案)です。
>軽いかぜなどで診察を受ける場合は、患者の自己負担を上乗せするよう提案
なんか以前自分のブログで言ったこと(病院とドラッグストア 値段を変えないと)と同じですので概ね賛成です。そう提案として「風邪」で病院にかかる医療費の無駄をなくすというものは悪いことではありません。

ただまあ色々な意味で細かい調整をかけないで言いっ放しの点においては財務省のレベルは低下しているのではと正直感じます。ただ値段だけ上げますよと言って正しい対応を教えないと、貧乏人は病院にかかるなという風評を作ってしまいます。

本来「風邪」への特効薬はありません。それこそ(薬局で対症療法薬を買って)休めというのが本当の「風邪」に対する正しい行動です。また「風邪」と判断しても肺炎とかだったらという恐れがありますが、基本健康な人間であれば市販薬内服数日後改善しない段階での病院受診でも全く遅くはありません。(老人、子供、病人は別)

事実医院を含む「風邪」が疑われる症例に対する医師の基本的対応は、ドラッグストアで売られているような対症療法薬を数日出し(ここで抗生剤は基本出しません)、数日後改善なければ詳しい検査を行います。(XーPなど)それゆえドラッグストアも病院も「風邪」に対する初期対応は基本差がないのです。(病院にかかったという満足感、安心感は差がありますが)

それゆえまず売薬で対応し、改善しないから病院に来ましたとすれば、最初から病院での検査となり、ドラッグストアで対応できた初期の病院受診における保険医療費が浮きます。(2011年の記事;ドラッグストアと病院どちらがお得。その1「風邪の場合」part 1part2

だから「本当に「風邪」なら病院じゃなくても大丈夫だよ。それでも病院にかかりたければ、満足感、安心感を得たければ少し余分のお金払ってね」、なら何とか受け入れてもらえるのではないでしょうか。

あと医療費の50%を5%の患者さんが使っていることを考えると、そちらへの切り込みの方が有効的と考えますけど。

あとの提案はさらに稚拙。
>「都道府県が独自の判断で診療報酬の水準を決め、医療費の伸びが高い場合は報酬を引き下げたり、薬局の数が必要以上に増えた場合は薬の調剤の技術料を引き下げたりして、医療費の総額を抑えるべきだと提案
診療報酬の自治体毎の調整なんて、さらに田舎に医師がいなくなるという弊害を全く考えていません。自由診療への布石という確信犯でなければただの無知です。早速医師会が反対しているようです。まあ地域医療を潰したいのかな。安いから田舎に患者が流れていくのならそれはそれとしてありだけど。
>ホームヘルパーの代わりに地域の住民やボランティアを活用できるようにして費用を抑えることを提案
働き方改革はどこに行ったの。もともと人手が足りないのに何を考えているの。お金を払ってもやってくれないのにどうやって活用するの?

なんか実態、現場をしらない財務省の劣化を感じます。

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