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柳瀬唯夫首相秘書官の参考人招致 「記憶の限り」を連発する? 自民党に疑惑解明の意思なし

愛媛県、今治市の職員と面会したのか否か、そして「首相案件」と言ったのか否か、柳瀬唯夫首相秘書官に問われている問題です。

 柳瀬氏は昨年国会では会っていないと言い切り、しかし、愛媛県から職員が面談し、首相案件と言われたことを記す文書が開示されたときは、「記憶の限り」では面会していないと「コメント」していますが、誰もが、「あ~、会っていたのね」と思ったはずです。

 もう会っていたことを否定しきれないから「記憶の限り」などという言い訳をしているということです。

 その柳瀬氏の参考人招致に与党自民党が応じるそうです。自民党側も真っ黒なコメントのままでは、この政局を乗り切れないからです。
「首相案件」柳瀬氏を国会招致へ 与党が受け入れ方針」(朝日新聞2018年4月13日)

「斎藤健農林水産相は13日、当時の柳瀬唯夫首相秘書官(現・経済産業審議官)と愛媛県職員らとの面会記録を記した同県の文書が省内で見つかったと発表した。これを受け、与党は柳瀬氏の国会招致を受け入れる方針を固め、野党側と日程調整に入る。」

 こんな真っ黒な柳瀬氏に対して国会として疑惑解明のために証人喚問を実施することは当然なのですが、与党自民党側は「参考人招致」でお茶を濁そうというのですから、自民党としては政権に向けられた疑惑に自ら積極的に解明しようというのではありません。もう逃げ切れないという状況に追い込まれてしまったということでしかありません。

 会ったのか否か、会って「首相案件」と言ったのかどうかですが、柳瀬氏がこれを認めしてしまったら、もう安倍氏はおしまいです。

 京都産業大学では、官邸に招かれていないと言っています。
京産大、官邸に呼ばれず 獣医学部新設「フェアでない」」(朝日新聞2018年4月13日)

「国家戦略特区での獣医学部新設を目指して加計学園と事実上、競合していた京都産業大の教授を今年3月末で退職した大槻公一氏(76)が朝日新聞の取材に応じ、特区の選考過程で京産大が首相官邸に呼ばれる機会はなかったと明らかにした。」

 「お友達」の優遇があからさまです。

 さて、そのような中で柳瀬氏はどのように証言するのでしょうか。やはり国会でも「記憶の限り」を連発するのでしょうか。

 佐川氏は、自己負罪拒絶特権を根拠に証言拒否を連発しました。

 柳瀬氏の場合には同じような証言拒否ができません。だから「記憶の限り」と逃げるしかないわけです。

 昨年は言い切りで今年はグレーなのはと問われれば、こんな答えになるでしょうか。

 「私は、面会していない。しかし、愛媛県から面会したという文書が出てきたため私の記憶と違う事実が出てきて困惑している。その文書が間違っていると断言できるだけの記憶として明確に言えるものではなかった。だから「記憶の限り」とコメントした。だから現時点で会ったかどうかと問われれば、「記憶の限り」としかお答えのしようがない」

 では「首相案件」については?

 「会ったかどうかについても私の記憶の限りでは会っていない。従って、「首相案件」などと言っていない。」

 では、仮に会っていたとしたら?

 「仮定の質問には答えられない」

 とにかく逃げを打つということで下打ち合わせは済んでいるのでしょう。

疑惑の人たちへの喚問はなかなか近づかない

[画像をブログで見る]

 参考人招致では甘いとしかい言いようがなく、与党自民党のスタンスが見え見え意です。これで逃げ切れると思ったら大間違いです。

 森友学園疑惑で佐川氏に対して、丸川珠代氏は提灯質問に徹していました。あまりに恥ずかしいレベルでしたが、自民党は柳瀬氏にはどういうスタンスで臨むのでしょうか。

 それとも質問に立つことを放棄しますか。

 安倍氏は、かつての部下に対して真偽を調査するのではなく「信頼している」と言っておしまいなのですから、与党自民党だけでなく、安倍政権にはこうした疑惑を解明する意思なしです。他方で安倍氏は膿を出し切るとまで言っていますが、安倍氏が言うべきセリフではありません。

 「膿はあなたでしょう」って誰もが思ったはずです。安倍政権に疑惑の解明はできません。総辞職あるのみ、安倍氏は議員辞職あるのみです。

加計学園にも首相関与を裏付ける文書が発見(朝日) 安倍氏はさっさと議員辞職したら?

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