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05月16日 14:50
日本の法律はガラパゴス

国交省は、関越道で7人が死亡したバス事故を受けて、バスなど公共交通の安全を確保するための「検討チーム」を設置し、どういう方向性で取り組むべきかの協議を始めたと言う。 子供でもあるまいし、今更「ど...
ちょっと思考実験。「あなたのお店のサイトの検索結果での順位を上げます」という悪徳SEO業者と、「あなたのお店のページの食べログランキングを上げます」という悪徳やらせクチコミ業者の違いは何でしょう?
話題の食べログやらせクチコミ業者は、媒体によって書かれているディテールが違うものの、どうやら悪質なSEO業者が「検索順位を上げます」と言うのと同じノリで「食べログのランキング(クチコミの点数)を上げます」と営業して回り、双方の違いもよくわかっていない飲食店の人が、順位が上がってお客さんが来るなら……と発注してしまう、という構図があったようです(中にはわかってて依頼したケースもあるでしょうが)。
サイトの運営会社などによりますと、「口コミ代行業者」は、飲食店を個別に訪問し、「食べログの評価を上げる方法がある」などとうたって営業し、サイトの特徴である5点満点評価のうち高い評価点をつけたり、その店に行きたくなるような好意的な書き込みを定期的にしたりする見返りに代金を要求するということです。
「食べログ」で店の評価を操作 NHKニュース
また、リンクファーム的なものを使った検索順位の操作と食べログランキングの操作は、虚偽の投票行為で対象の順位を押し上げるという意味で、本質的には似たようなものと考えられます。
(2012.1.12追記)
読み直してみて、偽計業務妨害というのは悪質なSEOに対しても言えるのではないかと考え直しました。ざっと検索してみた範囲では明確にそのような判断が示された例や凡例はないようですが、今後さらに悪質な事例が起きれば、そのようなこともあるのではないでしょうか。
食べログやらせ問題に関しては、景品表示法違反の線もあると報じられています。
また、一連の騒動に対して、景品表示法に基づいて消費者庁が調査を始めたことを、山岡内閣府特命担当大臣が1月6日の会見で明らかにしている。
「食べログ」やらせ騒動でランキング操作は確認できず--消費者庁も動く - CNET Japan
(追記おわり)
とりあえず言えるのは、悪質なSEOは検索エンジン会社の、言ってみればローカルルールの違反で、今のところ、それ自体が違法ではありません(上記のように要注意)。また、ほとんどの人はそのルールや悪質性を理解できず、批判すべきなのかどうかそもそも判断がつきかねるのではないでしょうか。
一方で、やらせクチコミは明らかに常識に反し、違法となる可能性もあるそうです。そして、誰でもその悪質性を理解できるし、腹も立ちます。
▼元検事の落合洋司弁護士 食べログは飲食店の利用者が感想を書き込むことで成り立ち、店に対する評価の信頼性が維持されている。いわゆるサクラが対価を受け取り、店にも行かずにその評価を組織的に上げるビジネスモデルなのであれば、データの信頼性を損なわせるため、運営会社に対する偽計業務妨害罪に問われる可能性がある。
月間10万円…やらせ業者が「食べログ」ランキング操作 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
悪質なSEOは一般メディアが取り上げるほどの問題になりにくいですが、そのシステムとしてはやらせクチコミと類似しています。つまり「クチコミ」的なシステムは先の記事にもちらと書いた(参照:ネットで「クチコミ」の意味は拡張され、強い影響力を持つものになった)ようにインターネットの本質といえるものであり、その悪用の歴史は長く、問題としては非常に根深いものがあります。
「(狭義での)クチコミは役に立たない」「食べログはダメ」みたいな話でなく、この「クチコミ」的なシステムの特性と、不正の手法と、その対処法を知ることが、インターネットを適切に使って役立てていくために必要なのだと思います。
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