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つまらなくなった日本の政治

政治がつまらなくなった、という言葉は適切ではないとご指摘を受けるかもしれません。しかし、政治に無関心な国民が増える中で興味を持ってもらい、国政に参加してもらうというのは国家運営として当然の使命であります。それゆえに選挙権の年齢も18歳に引き下げられました。

では、意味ある議会政治とは何か、といえば与党と野党の討論を通じて国民にメリットある法律やルールを制定し、国民生活が明るくなることであります。このために国民は税金を通じて国会議員や地方議員に高い給与を払うことを了承しているわけです。

ところが、昨今の政治の話題とはモリカケに徹しており、国民生活にほぼ直接的に全く関係ない二つの施設の件で引っ張られています。確かに本件に関しては与党の歯切れも悪く、特に両案件とも安倍首相が絡んでしまっています。これが韓国なら逮捕者がでるような案件かもしれません。(こじつけて国民に心地よい判断を無理やりでも下すという意味です。)

一方、野党も民進と希望が合流するかもしれないとされています。数からすれば立憲を超える可能性も指摘されており、野党第一党となることもあり得ます。(単純な足し算とならない点が政治家のツッパリというものです。)しかし、だから何、というのが私の思うところです。ポリシーも何もあったものではなく、単に将来の生き残り策、つまり、議員の失業対策でしかないでしょう。

二大政党政治に一時期、期待が持たれたこともありますが、私は再三指摘しているように日本は搾取される労働者と強欲の資本家という歴史的体制ではないので欧米にみられる二大政党制は向かないと考えています。むしろ、日本には強い社会主義志向派も多く、保守が主流をなし、改革派が社会主義派の声を代弁するという流れが強くなっています。

改革派は世界の基調としては都市圏に多く、いわゆる勤め人の味方ということかと思います。このスタンスは全般的に大きな政府でばら撒きを伴うことが多くなります。財政的に厳しい日本においてばら撒き型は当然無理が伴う為、改革派の現実性が乏しい所以でもあります。

つまり、現体制では保守党である自民が主導し、野党がその案件に修正を迫るという構図がふさわしく、国内のみならず、通商や外交など海外との問題解決においても躍動感が出やすくなると考えます。

事実、安倍政権の最大の特徴は外交にあったと思います。長期に渡り外遊を繰り返し、世界のトップとの接点を作り、様々なディールを行ってきました。これは最近の総理の歴史ではなしえなかったことなのです。一時期、毎年総理が変わっていた際には海外で「日本のソーリの名前が覚えられない」ということが普通に言われていたのです。

その代表的総理大臣の手足をがんじがらめになってしまったのですから内政も外交もあったものではありません。では野党は何をしたいのか、これが見えてこないのです。マスコミも次々と面白がるように情報ネタを提供し、野党議員は面白がるようにそれを武器に政権を揺すっています。しかし、ここまでくると「たかり屋」としか思えないのです。多くの国民はもう飽き飽きしていると思うのですが、野党議員が「これは大変だ!」と騒ぎ続けるわけです。タチの悪い「揺すり」ぐらいに感じてしまいます。

この間、北朝鮮問題を十分討議しましたか?北朝鮮をめぐる問題は日本をほぼスルーしており、日本の孤立感は相当鮮明です。トランプ大統領の掲げる通商バリア、いわゆる関税問題に十分時間を割いて対応していますか?インドネシア、インド、ロシアを含む多くの国とビジネスディールを国が主導していましたが、どうなったのでしょうか?来年の消費税引き上げに向けて国内の景気刺激策はありますか?オリンピックへの対策、及びポストオリンピックの日本の向かうところはどう議論していますか?教育問題も働き方改革ももっと腰を入れなくてはいけないでしょう。これらが全部どっかに行ってしまっているのです。

つまらなくしたのは野党も官僚もありますが、安倍首相にも当然、原因があります。日報問題も含め、中途半端だった気がします。首相の近寄りがたい性格も国民からは遠い存在なのかもしれません。与党としてはモリカケの落としどころ、つまり、普通の国会運営ができる状態をいつどう生み出すのか、そこをしっかりプランしてもらいたいと思います。

新聞の政治欄、面白くなったね、という声を聞くことはできるのでしょうか?これでは高校生も大学生も新聞なんて読まないでしょう。

では今日はこのぐらいで。

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