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国会の佐川喚問を聞いている

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 国会で話題の人、佐川宣寿(のぶひさ)氏の証言が始まったのを、後ろにあるテレビの音だけで聞いている。始まったばかりだが、早くも「捜査を受けている情況なので、お答えをさし控える」と予防線を張っている。この証人喚問は、自民党が容認して実現したのだから、どうせ大したものが出てくるわけがないという説がある。しかし政治は、時に思わぬ展開で大きく動くこともある。

 話題は森友学園にかかわる土地取引と、その決裁文書が書き換えられた事件から始まっている。その段階で、安倍首相の昭恵夫人が名誉校長に就いていたので話がややこしくなった。そこから官僚の忖度(そんたく)ということが言われるようになり、流行語にもなった。

 証言は始まったばかりだし、これからの展開はわからないが、安倍政権にとっては、少なくとも名誉な材料にはならないだろう。政治を私物化して国有地の払い下げに利用し、民間人の利益を図ったという構図になる。安倍内閣への支持率は、30%台へと急落した。安倍退陣を求める街頭行動も活発化している。

 長期安定政権を維持することで、憲法改定を実現したかった安倍首相の「悲願」は、これで望み薄になったという観測も出回るようになった。過去の決裁文書が、その後の都合で自由自在に書き換えられるのでは、政治の信頼性の根幹にかかわる。何でもありの一強支配から、常識の通用する政治へと復帰できるかどうか、国会は大事なところへ来ているのだと思う。

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