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財務省森友文書書き換え問題の焦点は朝日新聞の「証拠が『本物であるかどうか』」か? ~和田議員のピント外れな朝日新聞への執着と印象操作~

 財務省が森友学園に対する国有地売却に関する決裁文書が複数ある事を明日12日に認める方針であるとのニュースが駆け巡っている昨日10日、和田議員は、「朝日新聞「財務省文書書き換えか」報道の論点整理( http://blogos.com/article/282898/ )」という、突っ込みどころ満載の記事を出し、この中で、

①「財務省が文書を『書き換えた』可能性と『書き換えていない』可能性は、私は半分半分だと朝日の報道当初から見ています。」

という従前の氏の言論からは驚愕のご主張を持ち出すとともに、

②「朝日新聞が報道の『根拠としたもの』はあるわけです。繰り返しになりますがその証拠が『本物であるかどうか』という点が焦点になります。」

という、正直失笑ものとしか言えないご主張を展開しておられます。

 まず①についてですが、言うまでもないことですが、BLOGOSの筆者(和田議員)の部分をクリックして頂けると和田議員の記事の一覧を見る事ができます。
 その中に、朝日の森友文書書き換え問題報道に対する記事をピックアップすると、

3月3日「朝日新聞の記事、なぜ『改ざん』ではなく『書き換え』なのか」
3月8日「朝日新聞さん、まさか文書を取り違えていないと思いますが。。」
3月9日「今朝の朝日新聞の報道について」
3月9日「今朝の朝日新聞報道のわからない点」
3月9日「売買契約文書の語句を消したとするなら、なぜその後に開示された文書に同じ語句があるのだろうか」

とまあ、延々これでもかこれでもかという感じで、如何に朝日新聞の報道が疑わしいかを書き募っており、到底、「半分半分」という印象ではありません。

 氏の言う通り、報道当初から「半分半分」と思っていたのにこのようなタイトルでこの様な記事を書いて、如何にも朝日新聞の記事が間違いであるような印象を読者に持たせてきたなら、これこそ氏がお得意の「印象操作!」そのものでしょう。

 氏の朝日新聞に対する従前の行動に鑑み、流石に「いや実は半分半分と思っていた割に、随分ひどい記事を書いてしまいましたが、やっぱり本当だったんですね!失礼しました。」位の事は言ってもいいのではないかと思います。

 次に②については、もう完全に失笑もので、財務省が書き換えを認めた以上、どう見ても今後の焦点は、何時、誰が、何故、何処で、どういう経緯でこの書き換えを行い、それを、何時、誰が、何故、どういう経緯で、何処まで知っていたかです。実際に書き換えられている以上、朝日新聞が掴んでいた証拠が本物だったかどうかなどという事は、報道の正確性の検証という意味でまあ後で調べてもいいかもしれない程度の問題に過ぎず、和田議員以外の一般の人の普通の感覚では全くもって「焦点」でもなんでもありません。

 事ここに至って、朝日の証拠が本物かどうかが焦点と言い募る和田議員の朝日新聞に対する執着っぷりにはもはや感嘆の念を禁じえませんが、ここから分かるのは、ともかく和田議員にとって、国政において何をさておき重要なのは、朝日新聞が間違っているかいないか、つまりは心置きなく朝日新聞を叩けるかどうかであり、その他の事はすべて二の次ということでしょう。

 国会議員として、その優先順位のつけようはどう考えてもあまりにピント外れであり、この様な方の言に、国政も世論も、一切左右されるべきでないと、私は思います。

 尚、氏の朝日新聞への深い愛に敬意を表して、最後に一句捧げます。

 和田議員 朝日朝日で 日が暮れて  - 詠み人知らず

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