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WBC、山中と対戦したネリを「出場停止処分」に ~「許容できない」体重超過と花道

「WBCはネリの行動をプロフェッショナリズムに反していると非難。『5ポンド(約2.3キロ)の体重超過は許容できない。経緯を調査するため、ネリに聴聞会への出席を義務づける』と声明を発表し、結論が出るまでの出場停止処分を科した」(3日付スポニチ 「ネリ、無期限出場停止 WBCが非難『許容できない』」
5ポンドの体重超過は前日の計量で明らかになっていたこと。それが「許容できない」問題なら、何故試合開催を止めなかったのかという問題が生じている。これは、この試合を世界タイトルマッチとして認定したJBC(日本ボクシングコミッション)にも影響が及んでくるもの。

世界タイトルマッチに認定せず試合を中止にすれば、認定料が得られないWBCにも、興行収入が得られないJBCにも「許容できない」問題が生じるという事情があったということか。

「結論が出るまで出場停止処分を科した」といっても、WBA、IBF、WBOと主要団体が4つ存在する現状で、この処分がどの位効果を発揮するのだろうか。他団体で試合が出来るのであればネリにとっては痛くもかゆくもない。

とはいえ、当日両国国技館に観戦にいった1ファンとして、試合中止という決定を受け入れられたかは疑問。確実なことは、山中慎介の試合がなければ国技館までいかなかったこと。こうした状況はファンにとっても興行主にとっても「許容できない」事態。

5ポンドの体重超過が「許容できない」ことを最も強く感じていたのは山中慎介選手のはずで、本当は試合を中止してほしかったに違いない。しかし、国技館に集まったファンやTVで応援してくれるファンに「許容できない」失望を与えることに加え、いくつもの「許容できない」事態を引き起こすこともを知っていたがゆえに、それが出来なかったように思えてならない。

山中慎介が試合開始から気負ったように積極的に前に出たのも、「許容できない」体重差があるため早めに主導権を握らなければいけないという焦りがあったからかもしれない。実際にプレッシャーがあまりかけられていない状況で強引に前に出たことで、2階級上の体重のネリの強烈なカウンターを被弾することになってしまった。

輝かしい戦績を誇る山中慎介選手が「興行」優先の試合によって引退することになったことがかえすがえすも残念。もっと相応しい花道があったはずなのに。今回のタイトルマッチは、山中慎介選手の花道として「許容できない」試合になってしまった。

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