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「社会保障と税―オトナはわかってる?」〜満員電車の中の屁のような朝日新聞社説の香ばしさ

 夏目漱石が俳句雑誌『ホトトギス』に処女小説である『吾輩は猫である』を発表したのは、今から106年前の1905年1月のことですから日露戦争勃発の年になります。

 中学校の英語教師である珍野苦沙弥の家に飼われている猫である「吾輩」の視点から、珍野一家や、そこに集う人間模様を風刺的に描いたこの作品は、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」という冒頭文が有名であります。

 このように本来はしゃべることのできない動物やあるいは物などに語らせる手法は小説の中ではかなり古くから見られますし、桃太郎などの昔話では犬、雉、猿が人間のように会話いたします。

 まあ、小説など作者の空想の産物でもありますからなんでもありなのでしょうが、これを時事を扱うまじめな論説、例えば新聞の社説なんかで読まされてしまうと、あら不思議、読者としてはものすごく馬鹿にされているような不愉快な気持ちになってしまうものであります。

 28日付け朝日新聞社説。

社会保障と税―オトナはわかってる?

http://www.asahi.com/paper/editorial.html


 なんというか、どうすればこれほど読む人の心証を害するイケテル文章が書ける(苦笑)のでしょうか。

 どうすればこのような最悪な読後感をもたらせる迷文を思いつくのでしょうか。

 さすがこれがクオリティペーパーを自負する日本を代表する新聞の社説なのであります。

 「将来世代」という無垢な赤ん坊に「増税」を語らせるという見事に下品で下劣な手法はどうでしょう。

 オトナ、オトナ、ムダ、ヒト、ビミョー、オトナ、ニッポン、ヒト、、ムダ、ムダ、オトナ、ムダ、オトナ、オトナ、オトナ、キホン、オトナ、シンヨウ、イヤ、ダレ、ザイムショウと21箇所にわたるしつこいほど無意味なカタカナの乱用。

 特にスバラシイのは、次のような「甘えた」口語体で「将来世代」に「オトナたち」を批判させているところ。

オトナたちが「いまの政治家がシンヨウできないから、増税はイヤ」っていうのも勘弁してよ。選んだのはダレなの?


 「『増税はイヤ』っていうのも勘弁してよ」ですか。

 「選んだのはダレなの?」ですか。

 ここいい味でてますよね、だってこの朝日の社説子は「将来世代」という無垢な赤ん坊でもなんでもない、ただのごま塩頭の中年親父であり、「オトナたち」の一人なんですよ。

 自分を棚に上げて「将来世代」という無垢な赤ん坊に増税を語らせそれを社説に掲げるという、なんというか満員電車でオナラをかまして知らん顔している中年のような香ばしい論法はどうでしょう。

 メディアとして恥ずかしくないのかな、とかは愚問なのでしょうね。

 やっぱり朝日新聞ですよね。

 うむ、朝日だな。

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