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がんで死ぬ がん保険における難しさ 保険会社はどうあるべきか

巷ではやるがん保険。しかし保険金が支給されるかどうかは保険会社が決めます。がんのコントロールができるようになったことも一つの原因ですが、死亡の原因の一番目にがんという名前が出なくなることもよくあります。それゆえ、死亡診断書にがんを含む悪性新生物の名前が万が一書かれていなければ、約款にもよりますが保険金の支給は難しいものとなります。

それこそがんを持っているが死因は心筋梗塞、脳卒中、肺炎などの感染症などであれば、死亡に立ち会ったその患者さんのがんのことをよく知らない医師が死因の二番目にがんの名前を入れるかどうかはとても判断が難しいものです。だってがんの状態はどうか(寛解?担がん?抗がん剤治療中?放射線治療中?)がわかりませんから。調べてから書けばと言われるかもしれませんが、死亡診断書は結構すぐ出さなければいけないものなのでそんな時間は現場では多分ありません。

例えばずっと見てもらっている医師が立ち会えば死亡診断書にがんの名前は必ず死亡診断書に入ります。それであれば保険会社も問題なく約款に準じて保険金を支払うでしょう。ところが出先だとか旅行だとかであまり知らない医師が対応した場合、その診断書には若干保険金を支払うための情報が不足してしまい、保険会社は払うことを渋る可能性が出てきます。それは正直医師、保険会社どちらも責められるものではありません。

私はがんという名の悪性新生物をお持ちの患者さんが、抗がん剤治療中、放射線治療中、緩和療法中にお亡くなりになった際、よっぽどの不慮の事故でない限りがんで原因で死亡したものと考えます。(もちろん治癒、寛解中は別ですよ)ただ飛び込みで来院し、すぐにお亡くなりになった場合、医師からの詳細な紹介状でもなければ死亡診断書にがんの関与を書くことは正直無理だと感じます。

だからこそ普段しっかり診ていた患者さんに対して、医師は保険においてもその患者さんにしっかり対応したいと考えています。それこそ昔保険会社ともよく喧嘩しました。だって国が決めた診断基準を満たし難病認定されている患者の病名は正しいのかと言われた時は、お前らバカか!とはっきり伝えました。以前保険の診断書について書いた記事ですが、正しいことをやってきた患者にはちゃんと払いなさい。それが保険会社としての存在価値でしょうに。

ただどんなに情状酌量の余地があってもうそは絶対に書きません。それが最低限のルールです。その意味で保険というあり方を会社は考えていただければ幸いです。

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