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クリスマスイブに革命を起こしませんか。

石油機器以降の石油依存はあまりかわっていません。今は技術上に再生可能エネルギーへの転換は可能であっても、政治的・経済的な抵抗がとても大きいです。少し前まではドイツもそうでした。

再生可能エネルギー発電を実現するために、今みたいに独裁、失礼独占電力会社ではなく、地産地消型エネルギー発電系統が必要です。
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ここで大きな問題は、そのエネルギー供給(風、水、太陽)は無料であって、機材のメンテナンス費だけかかります。中心型・費用負担型発電系統の電力会社は当然ながら反対します。ドイツの原子力発電所は一日当たりに千万ユーロの収入を得ているそうです。つまり一基あたり年間で3億6500万ユーロです。それを三月まで稼動されていた合計17基で計算すると、年間収支総額は4兆3430億円です。

原子力が撤廃され、電力発電は分散型にかわると、電力会社の大きな収入源がなくなります。年間4兆3430億は半端じゃありません。

エネルギー供給の民主化・独立化されると、電力会社は全てを失っていますので、電力会社は当然人類に、「再生可能エネルギーへの転換は無理ですよ。」と吹込もうとしています。

はやく、地産地消型エネルギー発電の信者であったのはドイツ社会民主党の故ヘルマン・シェア先生です。
ユーロソーラの会長、世界再生可能エネルギー協議会の同創立者等々、数多くの賞の受賞者、それから、Energieautonomieという本の著者である。(日本語訳はまだないようです?)
その本はドイツで多くの人を魅了しました。
フェヒナーさんという方はその本に強い刺激を受け、どうしてもドキュメンタリーにしたいという思いで、シェア先生にアプローチしました。5年後に、この映画、「第四の革命」は渋谷の映画館で上映されています。

映画が出来るまでは、多くの方の協力は必要でした。あんな野望に燃えているプロジェクトですから、フェヒナー監督は資金調達に困って、クラウドファンディングに頼りました。最初はホームページで募金を呼びかけました。一人では無理な資金(ファンド)を大勢の人(クラウド)が提供します。

150社・団体・個人のスポンサー: 太陽光発電システム製造会社をはじめに、私立中高一貫学校、出版社の社長等が協力して、合計125万ユーロ(1億2600万円)も投資しました。
1000ユーロ払った人は、全員サポータとしてエンディングタイトルに記載され、出来上がった映画のDVDを50枚ももらいました。その中に、太陽光発電所製造会社もいれば、ドイツ緑の党やドイツ連邦環境自然保護連盟もそのサポーターもなりました。

とても不思議なことに、スポンサーの中には日本企業もいます。
京セラと、シャープの、せっかくの日本企業スポンサーがあったのに、リリースは今になりました。
きっと、3.11はなかったとしたら、この映画はこんな立派な映画館で上映することはなかったでしょう。今では日本でもスポンサーとして、日本のスポンサーとして、そんなに出ていないのはなぜですか?

とにかく、シェア先生によると、地球のエネルギーは全て再生可能エネルギーで賄える。技術は既に存在しているので、もはやユートピアではありません。世界のエネルギー問題はフクシマ以前でも深刻な問題でした。
シェア先生は再生可能エネルギーを熱心に語っています。それから、技術者、政治家、ビジネスマンだけではなく、普通に再送可能エネルギーと接する市民も出ます。
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デンマークの半島の5万人が完全に再生可能エネルギーでエネルギーを賄っていることを解説するデンマーク人のプレベン・メゴー氏。
風力発電所を一基を立てたく、親に勘当されそうになったドイツ人社長、マティアス・ヴィレンバッハー氏。
50年代に建てられたドイツの団地をパシブハウスに改築する団地の住居人。
ロシアで留学し、デンマークで研修を受けて、母国のマリの田舎に太陽光発電システムを提供する若いマリ人学者イブラヒム・トゴラ氏。
オーストリアで博士号を取得してから、サンテックパワー社を起こしたカリスマ社長の中国人施正荣氏。
バングラデッシュの田舎の屋根に太陽光発電システムを設置させ、主婦にその修理の研修を受けさせるマイクロクレジットの創始者、ノーベル賞受賞者ムハマド・ユヌス氏。
バングラデッシュの学校で太陽光発電システムの原理を教える物理学の先生。
電気自動車のスポーツカーを製造するアメリカ在住南アフリカ人兼カナダ人起業家のイーロン・マスク氏。
蓄電技術の研究されるオーストラリア人のマリア・スカイラス=カザコス先生
環境保護活動家のビアンカ・ジャガー氏。

フェヒナー監督はとても簡単にプロパガンダ映画は作れたでしょう、とても簡単にアジプロ作品になり得たでしょう。けど、そうはなっていません。もちろん紹介されている方は全員、再生可能エネルギーの味方ではありません。パリの国際エネルギー機関のビロル長官が執拗に中心型・大手電力会社に依存ずるエネルギー供給の必要性を語っています。しかし、映画のメッセージははっきりとしています。エネルギー供給は分散されないといけません。化石燃料や原子力にもう頼れません。

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ドイツの脱原発をドイツ国民として大変誇りを思っていますが、諸外国のアプローチを見ると、ドイツ人の私でさえ「ドイツはまだまだぜんぜん」と思うところはたくさんあります。
みて、「私も何かやらなきゃ!」という思いで映画を出ます。
なぜ、マリの村の集会所に太陽光発電システムを設置することが出来、日本の公民館でやらない?
なぜ、バングラデッシュの主婦や高校生に太陽光発電所の修理の研修を受けさせることが出来、日本ではやらない?
なぜ、ドイツの築60年の団地をパシブハウスに立て替えることが出来、日本でやらない?
しかし、この映画は、ただただ地球温暖化や原子力の怖さを訴えるのではなく、ポジティブに原子力・火力発電所のの代案を提唱します。

マリ、バングラデッシュ、ドイツで出来るなら、おそらく日本でも出来ます。やってみないといけません。映画で紹介されている方の活躍を見ると、再生可能エネルギーを悲観論的に見ることは出来なくなります。

一つ、私たちにもできる事はとても簡単です。地方でも出来ます!この映画の自主上映会を開催しましょう。映画配給会社はとても素晴らしく、自主上映者募集していますよ。新年に地方に新しい希望はいかが?

それから、年末に東京にいらっしゃる方、又はクリスマスモーニングのデートがない方、この映画でいかが?クリスマスイブはきっと将来の話題でもらいあがります!
お正月で久しぶりに家族全員が食卓に集まるときにも是非話してもらいたいので、年末で家族全員で見てはいかがですか。

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