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株価の歴史的下げが向かうところ

今日は違うブログネタを考えていたのですが、「歴史的下げ」を記録した市場を横目に他の話題ではちょっとかすれ気味かと思います。お前はどう考えるのか、と言われる方もいらっしゃるでしょう。思うところを記します。

まず、昨日のNYですが、寄り付きこそ安かったものの午前中は決して悪くありませんでした。じわじわ買い戻しが入っていたのに午後に入り、基調が逆になり、途中プログラム売りで市場はパニックになります。やや戻したものの、下げは幅は1175ドルと史上最高幅となりました。

ただ、お隣、カナダの株式指数TSXは下げ方のパタンはNYと似ていましたが幅は1.74%とNYダウの4.6%に比べてだいぶマイルドであります。また、一時、ドルが大幅安になったことを受け金(ゴールド)はしっかりしています。つまり、今日の相場つきには色合いのまだら感が残っています。

東京もつれ安するはずですが、急速に戻す展開を想定しています。今日戻すのか、明日以降になるかはわかりませんが、ボリンジャーバンドなどテクニカルチャートからはほとんど可能性のない領域まで下げておりこのまま下がり続けるとは考えずらいところにあります。

特に日本の株式は良好な決算もありPERからも14倍程度になり、申し分ない絶好の水準であることは間違いなく、これ以上の下げは心理的要素か信用の投げといったこと以外考えられません。その信用取引の評価損益率は買い残に対して-1.71%しかなく信用の投げは現時点では考えられません。(投げが出るなら十数%にならないと目立ちません。)

ではNYは何がトリガー(引き金)になっているかといえば急速に注目されたアメリカ10年物国債の利回りであります。朝方、1月のISM指数が想定外に良好な数値を示したため、利上げを促す格好となり10年物国債は2.86%を超えてきました。ここで株式もこの国債利回りもピークを付け、下げに転じています。このチャートはほぼ重なります。つまり、市場は2.86%という長期国債の利回りは受け入れられず、双方を冷やす相場つきになったとみています。事実、この国債相場も月曜日の終値で2.79%まで下げています。

この10年物国債の利回りはインフレ率に対してどこまで許容できるかという見方ができます。個人的にはせいぜい上乗せ幅が1%程度ではないかと思います。インフレ率が現状1.5%程度、今年上がりそうだとすれば今の国債の利率はほぼいっぱいという感じがします。

言い換えれば今日2月5日に就任したFRBの新議長、パウエル氏に「利上げのペースは上げるのではなく、下げるのだ」と催促している形だといってよいでしょう。市場を収めるにはパウエル氏が先行きの利上げペースについて慎重に検討する、ぐらいの発言をすれば安ど感は出ます。パウエル氏は市場改革者ではないので相場を意図的に壊すことはしないとみています。

とすれば、ここは慌てず、嵐が過ぎるのを待つしかないとみています。

ところで先週、株式市場のピークはビットコイン相場と心理的リンクがあるのではないか、と指摘させていただきました。株式相場とビットコインに代表される仮想通貨相場にはなんら連関性はないはずですが、唯一繋がるところは「強気」「バブル」「踊る相場」といったブルマーケットの単語群であります。

ビットコインは本稿記載時で2割近く下げ、7000ドルを割っています。ビットコイン相場に群がる人と株式相場でテクニカルに短期売買を繰り返している人は同じ空気を持った人ですので心理的要素は無視できないと考えています。

とすればマインドが明るくなれば良いわけで昨日のソニーの株価のように悪材料の中で異彩高を放つような銘柄が増えてくれば自身が取り戻せるのではないでしょうか?

ずっと嵐はありません。ずっと降り続く雨もありません。ここは慌てず、というのが私のポジションであります。

では今日はこのぐらいで。

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