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物価高への処方箋

日本のスーパーマーケットで買い物をしていた際にふりかけコーナーのところで気が付いたことがあります。丸美屋の主力ふりかけ商品がその店ではどれも同じ価格だったのですが、内容量が違うのです。多分、消費者でそこまで見る人はそうそうはいないでしょうからみなさん、何気に買い物かごに入れてしまうのでしょう。私は内容量と価格を比べて「すき焼きふりかけ」がお得なんだ、と自己納得していたのですが、こんなこというと「細かい奴」と思われるでしょう。

デフレマインドから飛び出せないのはお金がないからではなくて「コスパ」がこの27年の間にしみついてしまったのだろうと思います。

バンクーバーに有名な日系の弁当屋があります。一日1000食以上売っているはずです。私も時々お世話になっていますが、最近値上げしました。それまでは4-6ドル(360円から540円)程度だったものを2割ぐらい引き上げたため、一部からブーイングが聞こえています。経営者の代替わりがあったこともあるのでしょうが、値上げするためのステートメントがなかったことが影響しているかもしれません。

その先代の経営者を存じ上げていますが、1セントでも安くするためにキャベツの葉っぱ1枚すら大事にして価格を守り抜いた努力家でありました。その守り抜いたポリシーを価格が「時代に見合わない」という理由でポンと値上げするのは消費者の納得を完全には得られないのでしょう。

例えば値上げする代わりにコメの品質を上げましたとか、素材にこういうこだわりをするようになりました、といった方針変更をきちんと顧客に伝わるようにする一種のギブアンドテーク関係を作ればよかったのでしょう。値上げとはそれぐらい難しいのであります。

ここバンクーバーはラーメン店のメッカであります。どんどん新しい店もできるし、クオリティも悪くありません。多くの日本人のお勤めの方はこのラーメン屋にランチにせっせと通っているようでアニメキャラの「小池君」も真っ青なぐらいの方もいるようです。(多分、日本と比べ、ラーメン以外の選択肢が少ないということもあるのでしょう。)が、彼らはそれで毎日1500円ぐらいを払い続けているのですが、私には「そこまでしてラーメンを食べる理由がわからない」のであります。

物価高への処方箋とは自分の収入とそれに見合った支出計画を立てることです。ところが、それがなかなかできないもので、「八百屋のざる」状態になっている人も多いのでしょう。ここをもっと意識して改善するとお金は生きてきます。(「八百屋のざる」とはゴム紐が付いたざるに売り上げを入れ、仕入れのお金をそこからとり、光熱費を払い、今夜のおかずを買い、残ったお金が儲けという古き良き時代の話です。)

先日、知り合いの若い女性の方と話をしていて「すごい!」と思ったことがあります。日本にいた時から海外留学を長く計画していて日本で就職した際に貰う給与から留学資金分の貯金をまず差し引き、残りのお金で生活をしていたそうです。そして今、晴れて当地で留学をして勉学に励んでおり、こちらで就職したいと夢を語ってくれました。チャンスがあれば私が雇用したいと思っています。それはお金の使い方をきちんと管理し、メリハリをもってお金を使う重点がどこなのか、分かっているからです。こういう方はビジネス管理もできる才能を持っています。

言い換えれば多くの方は惰性でお金を使う傾向があります。もちろん、自分で稼いだお金ですから好きに使って構わないのですが、「ずいぶん無駄な使い方」をされる方もいらっしゃいます。お金を身に着けるのか、お金が羽を生やして飛んでいくのか、日々のマネーの管理の仕方で全然違ってくるでしょう。また、その意識を持てばどんな物価高にも対応できる能力を備えることにもつながると思っています。

では今日はこのぐらいで。

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