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【オンライン食品】、2022年には70%がネットで購入!コンサルタントの仕事量も増える?

180131ウォルマート・グローサリー

■食品マーケティング協会(FMI)は昨年、アメリカのオンライン食品販売の売上高が2025年までに約1,000億ドル(約11兆円)規模に達するとの調査を発表した。しかし、FMIと調査会社ニールセンが共同で行った新たな調査によると、アマゾンがホールフーズを買収したことにより、もっと早い時期にオンライン食品売上高が1,000億ドルに到達するとしているのだ。

早ければ2022年には消費者の70%がオンラインで食品を購入することになる。遅くとも2024年までには、年間で一世帯当たり850ドルをオンラインで食品を購入する。加速するオンライン食品市場の拡大が(売上の80%が実店舗からも)リアル店舗にきわめて大きなインパクトを与えるのだ。

ニールセンの担当部長のクリス・モーリー氏は「食品業界はデジタル実験フェーズにあり、どのようにして売上や利益を上げていくのかのロードマップを描いているのです」と述べている。食品業界の地殻変動はすでに目の当たりにすることができる。最近の調査では、49%の消費者が過去3か月以内にオンラインで加工食品などのパッケージ食品を購入している。特にミレニアム世代では61%がネットで食品を購入しているのだ。

 大手チェーンストアでも加速するオンライン食品販売を目にする。食品スーパー最大手のクローガーでは昨年末、カーブサイド・ピックアップ・サービスの「クリックリスト(Clicklist)」を傘下のスーパーなど1,000ヵ所に拡大した。

ウォルマートも同サービスをすでに1,100店舗での展開をしており、年末までに2,000ヵ所にも拡大をする。テキサス州を地盤にするスーパーのHEBも、ネットで注文して店の駐車場で生鮮品を渡すカーブサイド・ピックアップでそれに適したレイアウトの店舗を続々オープンしているのだ。

HEBではカーブサイド・ピックアップを2年前からテストを始め、現在では80店以上に導入している。ウェーコ地区にあるHEBではカーブサイド・ピックアップの1日の注文数が50件以上に上り、昨年末には1日の注文件数が70件を超えるとしていた。当初7名だった専用スタッフを10名に増やしているのだ。

なお、この店のカーブサイド・ピックアップの客単価は115〜120ドルとなっている。HEBでは最近、アップスケール・スーパーのセントラルマーケット全店でも同サービスを始めると発表した。また大手スーパーから地方のスーパー、中小のスーパーまでインスタカートと提携したデリバリーサービスを始めているのだ。

 アマゾンによるホールフーズの買収の激震で、食品業界がネット対応の変化を一層加速させているのは間違いないようだ。

トップ画像:ウォルマート・スーパーセンターで行ったカーブサイド・ピックアップのオムニチャネル・ワークショップ。ウォルマート・グローサリーのアプリ(ウォルマートのアプリとは別のアプリ)にある「チェックイン」GPSモニタリング機能により、利用者が駐車場に到着した直後(連絡せずとも)スタッフが注文品を持って店から出てくるようになっているのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ちょっとグチです。いきなりのグチになりますが、愚痴らせてください(笑)。最初に謝っておきます。ご免なさい...ここ数年で、後藤の仕事の内容が大幅に変わりました。

アメリカ小売業の地殻変動の影響が流通コンサルタントの仕事も変えているのです。コンサルティングの事前準備など、労的負担がもの凄く大きくなっているのです。店舗視察にしても以前なら、見るべきポイントを説明した後で、各自で店内を見て回っているだけですみました。

今では店舗視察もずーと説明しっぱなしが増えているのです。先日、ウォルマート・スーパーセンターで視察した時、アプリ機能の「ショッピングリスト」「リオーダーナウ」「ウォルマートペイ」「セービングキャッチャー」を実際に買い物しながらの説明でほとんどの時間を費やすことになったのです。

お店でカーブサイド・ピックアップを行ったことで「チェックイン」機能についてや、店内物流(ピッキング)の事例も説明していました。

⇒アマゾンのピックアップ拠点(アマゾン@ウエストウッド)に行ったときもロッカーでのピックアップ(返品も)を実際に行いました。ネット注文した飲み物などを2分でピックアップできるアマゾンのインスタント・ピックアップも当社のオムニチャネル・ワークショップの一つ。

現場でのアプリを使ったワークショップから、ネット注文などの事前準備まで、とにかく時間と労力が必要となるのです。しかもそれがここ数年で急激に増えています。先日もカートウィールにターゲットのウォレットを使った事例研究を始めたばかり。

クライアントにとって内容が濃くなる一方ですが、コンサルタントのタスク負担は大きくなるばかりです。見方を換えれば、スーパーの買い物だけをとってもショッピング方法が増えているのです。例えばウォルマートのカーブサイド・ピックアップでは、「チェックイン」のモニタリング機能により、利用者が駐車場に到着した直後(連絡せずとも)スタッフが注文品を持って店から出てくるようになっています。

 40〜50人を大型の食品スーパーに連れていき「はーい!60分視察してくださ〜い♪」ですんでいた時代が懐かしい...(笑)

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