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ビッグブロックは持続可能か?世界の回線状況から考える

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Dune di Wan Caza
Dune di Wan Caza

ビッグブロックは持続可能かという問題については、両面の意見があります。

今日見たツイートで問題を端的に指摘しているものがありました。

「世界のインターネット回線の平均は15Mbpsである。ビッグブロックの現状の8Mのブロックですら、世界の殆どの場所で、フルノードを走らせることができなくなる」

というものです。

世界のインターネット平均の回線速度が15Mというデータの根拠にはいろんな意見があろうかとおもいますが、途上国(ベトナム)に住んでいるわたしからすると、肌感覚に近い数字です。

途上国の回線の品質は悪く、とりわけADSLなどは上り回線が非常に遅いです。以前つかっていたものは2−3Mくらいしかでなかった。いまは、光ファイバーに変え、コンシューマむけでは一番高いプランを使っていますが、今計測して、下り30M、上り18Mでした。これだと、8Mのブロックを扱うには不安がのこります。

もちろん、ビジネス用のもっと高い回線もありますが、200-300ドルくらいしますし、都市部の特定の地域でしか引けません。

コンピュータのハードウェアや、ディスク容量は確かにムーアの法則でどんどん上がっていますが、回線容量はそこまで上がっていないといえます。

世界の多くのひとが、自分のノードを持って、自分自らがトランザクションを検証するという考えでは、ビックブロックにすると、その権利がかなり制限されるものと思います。

一方、ビッグブロック側はこのような問題は承知の上です。そして、それは問題ではないとしています。

というのも、ビッグブロックの考えでは、

「マイナーや、取引所、ウォレットなどの事業者は、十分に早い回線を引くことができるので、彼らだけがフルノードを維持すればよい。一般ユーザーはフルノードを利用する必要がなく、それらのノードを信頼してSPVで接続すれば足りるし、そのような設計がサトシのオリジナルビジョンであり、論文にもそう書かれている」

としています。

トランザクションの検証は、ハッシュパワーをもつマイナーだけが行えばよく、個人が検証をしたところで何の意味もなさないという理論です。

このあたりの、スモールブロックとビッグブロックではこのフルノードにかんする前提に、埋められない溝があります。ですので、対話が難しい訳です。ブロックサイズの議論をするとき、この論点は抑えておくといいとおもいます。

しかしながら、マイナーだけがフルノードを維持すれば良いとしても、ブロックサイズが実際に拡大していったとき、はたしてどのくらいのマイナーが維持できるのでしょうか?

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