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上の者が変えるのでなく社員の皆が考えてほしい - フジテレビ代表取締役社長・宮内正喜

昨年、社長に就任した際に「非常事態」を宣言して、フジテレビに「地殻変動」を起こす規模の改革をスタートしました。したがって、年頭に当たって「もっと変える」「もっと変わる」を実践するための改革への道筋の一部をお話ししたいと思っています。

昨年6月、21局3室を14局4室に組織改革しました。皆さん、今、その組織は機能しているのでしょうか?上の者が変えるのではなく、社員がどう変えていくのか、どう変えていきたいのか、考えなければならない。

編成主導体制は、昨年の構造改革のメインテーマでした。編成局がタイムテーブル全体をコントロールし、番組編成と制作費の配分について権限を持ち、責任を負う体制を敷きました。そういった中で「めちゃイケ」と「とんねるずのみなさん~」はこの春に終了します。

その時の社長会見で私は「編成現場で終了を決定し、新しい番組を開発することに、私は全面的にバックアップする」と言いました。これがまさに編成主導の具体的事例です。

組織改編と連動してこの4月には人事異動を実施したいと思っています。今まで人事異動は6月末に行ってきました。しかし、この時期では10月改編に着手する作業に間に合わないのです。編成主導で、改編作業をスピード感を持って推進するためにも4月の人事異動は必須の条件となると私は思っています。

 「働き方改革」の推進については、人事局が今年の目標に次の4点を挙げています。
(1)長時間労働への取り組み
(2)病気予防と健康管理
(3)働く環境の整備
(4)活力のある理想的な組織作りと人員構成

5~10年後にフジテレビの社員・スタッフが活き活きと働ける組織作りを念頭に人員構成について再検討し具体的な提案をしていいきたいと考えています。この課題も会社の大事なテーマの一つなので、必ず実践して頂きたいと思っています。

次に、あえて決算の話しをします。フジテレビは12年度から16年度まで「5期連続減収減益」。しかも今年度は上期赤字で、キー5局中唯一の赤字局でした。今年度もあと3か月。通期では何としても黒字を達成し増益を達成しなければなりません。

2月には平昌オリンピック、6月にはサッカーのワールドカップ。また東京オリンピック・パラリンピックまで後2年。来年4月30日には「平成」が終わり、新しい時代になります。その時、フジテレビはどう時代の変化に乗っていくのか?真剣に考えていきたいと思っています。

特に18年度はフジテレビ開局60周年を迎えるメモリアルイヤーとなります。2月に始まる「ダイハツ キュリオス」をはじめ大型イベントが続々と控えています。これらをどう新しい時代に連動・連携させて大きなムーブメントを起こしていくのかを社員と共に考えていきたいと思っています。

これを実行するためには、「もっと変える」「もっと変わる」ことが今必要です。ただ変えるためには必ずリスクが伴います。私は挑戦的な改革で起こりうるリスクについては 〝褒めてあげたい〟 。失敗の経験は、次の成功に必ずつながるからです。

【宮内正喜プロフィル】
1944年1月28日、山口県出身。 慶應義塾大学法学部を卒業後にフジテレビ入社。主に編成と事業部門を回り、99年に編成制作局長、00年に執行役員、常務取締役、専務取締役を歴任した後、07年に系列局の岡山放送代表取締役社長に就任。15年にフジテレビに戻り、BSフジ代表取締役社長となり、17年にフジ・メディア・ホールディングス及びフジテレビの代表取締役社長に就いた。

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