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安全パッチでPC・サーバーの速度低下=マイクロソフト

[9日 ロイター] - 米マイクロソフト<MSFT.O>は9日、安全上の脅威から保護するためリリースしたパッチで、一部パソコンやサーバーの速度が落ちたと公表した。古いタイプの米インテル<INTC.O>製品を搭載したシステムで、機能が目立って低下しているという。

米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)<AMD.O>の半導体を使う一部コンピューターも、セキュリティーアップデートに伴って動かなくなったと、マイクロソフトは利用者の苦情を引用してブログで説明した。

インテルは9日、コンピューターの処理速度の大幅低下は認められていないと繰り返したものの、株価は2.5%下落。前週に問題が表面化して以来約7%下落し、時価総額にして約150億ドルが吹き飛んだ。

一方、競合するAMDの株価は前週、約20%上昇。今回の不具合により最も影響を受けるインテルから、市場シェアを奪えるとの観測が広がった。

マイクロソフト幹部は「われわれ(と業界他社)はこの脆弱(ぜいじゃく)性について秘密保持契約書で数カ月前に知り、直ちに技術上の軽減策開発や、われわれのクラウドイン更新に着手した」と述べた。

ネットワーク機器大手のシスコシステムズ<CSCO.O>は9日、同社製のサーバーやルーターなど18の製品に脆弱性を発見したとし、2月18日にパッチをリリースする予定だと明らかにした。このほか、約30の製品を調査中だが、同社製品の大半に脆弱性はないとし、理由について「カスタマイズされたプログラムの実行を利用者に認めていない、閉鎖されたシステム」だからだと述べた。

今回発見された欠陥である「メルトダウン」と「スペクター」は、基本ソフト(OS)や他のセキュリティーソフトを迂回して、ハッカーらが大半の種類のコンピューター、電話、クラウドベースのサーバー上でパスワードや暗号化キーを盗むことができる。

ARMホールディングスは、1991年以降に提携先が出荷した1200億個以上のチップの5%程度が、スペクターから影響を受けると説明した。メルトダウンについてはこれを大幅に下回るという。

同社は電子メールでの発表文で「将来のプロセッサーにおけるスペクターの問題を解決する予定だ。ただ、ソフトウエアとハードウエアの双方で問題を解決する必要のある安全システムの設計において、規律を継続しなければならないだろう」と述べた。

インテルとAMDは、影響を受けるチップ数を明らかにしていない。

インテルは前週、電子メールを読んだり、文書を作成したり、デジタル写真にアクセスしたりするなど日常的な動作が著しく減速することはないと、家庭や企業のパソコン利用者に呼び掛けた。

AMDは9日、マイクロソフトのセキュリティーアップデートをインストール後、一部の旧世代半導体で問題を把握したと説明した。

マイクロソフトは、AMDと解決に向け作業中としている。

アップル<AAPL.O>は8日、不具合修正のためOSのアップデートをリリースした。

*内容を追加しました。

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