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【スマートスピーカー】、出荷台数3,840万台!さんまさん、アレクサが敵になりますよ?

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■アマゾン・エコーやグーグル・ホームなどAIを搭載したスマートスピーカーは今年、最も急成長するコンシューマー・エレクトロニクス(民生機器)との分析が発表された。発表したのは、テクノロジー専門調査会社のキャナリス(Canalys)。キャナリスによるとスマートスピーカーは2018年、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)機器、ウェアラブルデバイスよりも急速に成長・拡大する。今年の世界スマートスピーカー市場は、出荷台数が5,630万台に達し、前年からさらに成長すると予測している。

世界スマートスピーカー市場でホットスポットとなるのはアメリカで、2018年の出荷台数のうち約7割近くにあたる3,840万台がアメリカ国内の出荷となる。また、出荷台数が約440万台となる2位の中国を大きく引き離すことになるとの予測だ。

キャナリスのリサーチ・アナリストのルシオ・チェン氏は「スマートスピーカーは昨年、ハードウェアの売上で当たり年になりました」と指摘し、「2018年はその後の展開を決定する重要な年になります」と述べている。チェン氏は、スマートスピーカー本体の売上にとどまらず、スマートスピーカーを使った戦略的な収益化に舵を取るとの予想を明かしている。収益化の方法として、慎重な広告活動や有料コンテンツ等のサブスクリプション販売、プレミアムサービスや企業向けのソリューション商品・サービスなどを挙げている。

 アマゾンは年末商戦で50ドルから30ドルに大幅値引きしたエコー・ドット(Echo Dot)がベストセラーとなったと発表した。調査会社ABIリサーチの分析では、エコー・ドットのパーツ・コストは31ドル相当となり、マーケティング費用や出荷費用など他の費用を含めると1台当たり数ドル損失しているとみている。

トップ画像:目覚まし時計型スマートスピーカーのエコー・スポット(Echo Spot)。「アレクサ!醤油を検索して」でキッコーマン醤油を出してきた。普及率が急伸しエコーを通じた音声注文が増えれば、企業から広告料を取れるようになる。スマートスピーカーがテレビ以上に「家電の王様」になる頃、多くの企業はテレビコマーシャルを減らして、エコー等でスポンサー活動を増やしても不思議ではない。

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テクノロジー専門調査会社のキャナリス(Canalys)によると、2018年の世界スマートスピーカー市場は、出荷台数が5,630万台に達し、前年からさらに成長すると予測している。今年はスマートスピーカーにとって、その後の展開を決定する重要な年になるのだ。

17年12月12日 - 【アマゾン】、エコーを原価割れセール!アレクサPOPを使った新ビジネスモデルとは?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。CNBCは2日、アマゾンがエコーで広告を取り扱うことについて、P&Gや大手洗剤メーカーのクロロックスなどと交渉を行っていると報じました。当ブログの読者なら、それほど驚かないと思います。なぜならアレクサを使った新ビジネスモデルとして昨年末、ここで指摘していたからです。

アレクサはショッピングに大きな影響を及ぼすインフルエンサーになります。消費者の購買意思決定に影響を与える人工知能になるのです。スマートスピーカーに画面が付いたエコー・ショーやエコー・スポットで商品検索すると理解できます。パソコンやノートブック、スマートフォンに比べて、エコーでは検索結果で商品を数多く表示できません。音声で注文するような商品は、定期的に購入するエブリデー商品です。したがって検索結果で表示される商品はブランド力のある商品になります。エブリデー商品に強いのは大手ブランドですが、競合ブランドはスイッチングを起こしたいと思っています。

⇒で、後藤は「競合からブランド・スイッチングを起こしたいメーカーはアマゾン詣でになります」と予測しました。ところで先日、エコー・スポットに「アレクサ!醤油を検索して」と尋ねたらキッコーマン醤油が一番にでてきました。キッコーマン醤油を最初にだしてきたので、キッコーマンを注文する可能性が高まります。でもアレクサが「ヤマサ醤油が今なら20%引きになっています!」と最初にヤマサを押してきたら「今回はヤマサでいいかな」と注文するようになります。

アレクサがインフルエンサーになりますから簡単にブランドスイッチングを起こせるようなるのです。しかもアマゾンには「どのような提案(割引率)で、どの程度の割合のブランド・スイッチングが起こるか」とコンバージョン率などのデータが揃ってきます。効果測定が難しいテレビCMに比べて、アレクサPOPは効果測定が可能です。スマートスピーカーがテレビ以上に家電の王様になる頃、テレビCMを減らした分、アレクサにスポンサーする企業は増えます。

 エンターテイメント界の大御所である、明石家さんまさんはインタビューで「俺ら、YouTubeが敵やねんな」と語っています。テレビの新たな敵にアレクサもでてきます。ところで、アレクサをさんまさんに変えたとき(「醤油はキッコーマンでっせぇ〜!ポン酢しょうゆもキッコーマン♪」とか)、コンバージョン率はどう変化しますかね?

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