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今年の箱根駅伝〜「戦国駅伝」にならなかった理由: 井戸まさえ日誌

 今年の箱根駅伝の下馬評は東海大・神奈川大・青学大が3強。これを追う6校が東洋大・駒沢大・中央学院大・日体大・順大・早大の「戦国駅伝」・・・というものだった。

 が、結果的には「3強」予想は全く当たらず、ただ「普通に走った」青学大があっさりと優勝した。

 東海大と神奈川大には優勝争いしてもおかしくない戦力はあったが、エースや中堅に故障者が出た上、5区山登りにブレーキがあった。結果的に青学大にわずかに抵抗できたのは上級生に故障者が出た分を1年生4名(うち好走2名)がカバーした東洋大だけで・・・結局は「戦国駅伝」でも何でもなく、勝負的には全くあっさりとした印象の大会になった。

 さて、早大は東洋大に次ぐ3位に来た。

 戦力的には今回の上位2校、さらには東海大・神奈川大・駒沢大などにも大きくヒケを取ると見られていたが・・・1・2・3・5・6・9・10区の調整がドンピシャであった。

 個々の実力は昨年のチームより大きく劣ると見られており、実際その通りだっただろうが、1月2日3日に限ったアウトプットでは同じ3位。

 出雲優勝の東海大や全日本覇者の神奈川大の上に、今回の早大がくることも単純な戦力比較でははおよそ考え辛いことだった。

 6・7・8区の人選にはかなり苦しいいきさつが垣間見えたものの・・・今回から少し調整を変え、どうやら新しい境地を獲得したのではないか。

 「3位で喜ぶチームってどやねん」という声もあるだろうが、新しいピーキング技術が手に入ったのなら、その部分については素直に喜んでいいと思う。

 各校の戦力を大きな試合でのエースどうしの着順、各選手の年間を通しての記録、また短い距離の駅伝結果から見れば、確かに群雄割拠の「戦国時代」だ。

 ではなぜ実際にはこれほど明白な差がついたのかと言えば、「速い(記録をもつ)チームが必ずしも(長い駅伝で)強くない」から。で、さらにその理由をより具体的・技術的に掘り下げれば、チームとしての仕上げ技術に明らかな格差が出てきている、ということが理由の第一かも知れない。

 青学大や東洋大はそうした点でもさすがであり、中位チームでは今回の拓大や法大の仕上がりには見るべきものがあった。

 一方、東海大・神奈川大以外でも、中央学院・日体大、あるいは1区の先陣争いで無理したツケが出た感もある駒大・順大なども、チームとしての仕上がり具合は総じて悪かったような感じがする。

***********************

 以上は早大競走部OBの夫の分析である。

 毎年のことながら、箱根駅伝をみると選挙とダブる。調子が良さそうにも思えない自民党が、特になんの秘策もないが圧勝して行く様相。

 野党はそれぞれの持ちタイム=基礎票の足し引きといった単純計算だけは勝てない。一発逆転を狙って、エースを投入しようと思ったら、直前でエントリー変更(笑)

 新興政党はそこそこがんばったが、基本、他からの引き抜きだから、じゃあ、次回はというと、相当のてこ入れが必要・・。

 青学の原監督は「業界の常識」を疑い、変えることが、陸上界への貢献であると、常に発言し、 練習や選手起用等々で実践して来たが、政治業界でも「水飲むな」的な根性論&しごきがいまだに残っているのだが、ネット他環境の激変に対して対応する+世界情勢が変わる中で対応できる選手育成を目指さないと、たとえ選挙に勝っても使えない議員の量産になる。

 その辺を踏まえた「ハーモニー大作戦」をどう作り出すのか。選挙がないからこそ問われる一年になりそうだ。

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