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自民党の二階幹事長 トランプ大統領の強硬姿勢に疑問「おだやかに話し合いの道をたどっていくのがいい」

 先週、中国の習近平主席と会談を行った自民党の二階俊博幹事長が、30日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に生出演し、訪中の舞台裏を明かした。

 習主席の母校・清華大学で名誉教授の称号を授与された二階氏は、政界一の中国通。2年前には3000人を引き連れて訪中、江沢民氏や胡錦涛氏など歴代主席とも交流を重ねてきた。「これからもひたすら日中友好のために尽力し、木を植え、種をまき、井戸を掘り続けたいと思う」と語る。

 北朝鮮の先制攻撃説も浮上、緊迫の高まる中での中国訪問。29日に行われた王毅外相との朝食会でも、北朝鮮問題が話し合われ、王外相は「戦争ではなく対話と協議で解決することが必要だ。米韓が軍事演習を止めれば核・ミサイル開発の口実はなくなる」とは述べたという。しかし同日、トランプ大統領は「現行犯だ。中国は北朝鮮に石油が入るのを許していて大変がっかりだ。こうしたことが続くなら北朝鮮問題の友好的解決など決してない」とTweetしている。

 二階氏はトランプ大統領のこの発言に「挑発することもテクニックとしては色々大事だが、日本がそのようなことを言っていられるかというと、私は違うと思う。日本は今までとってきた態度を誠心誠意で貫いていったらいいのではないかと思う」と指摘。「ここはやはりおだやかに話し合いの道をたどっていくのがいい」との考えを示した。

 今回、王外相からはダブルフリーズ(互いに挑発停止)という提案もあったようだ。これは、北朝鮮が核・ミサイル開発の口実を失い、交渉のテーブルに着くしかないという状態にするということだ。

 この提案について、元防衛大臣の稲田朋美氏は「北朝鮮の脅威は世界全体に対する脅威になっている。その北朝鮮の核開発と米韓演習を同列に並べてダブルフリーズ、というのは違うのではないかと思う。ただ、日本がトランプさんの言っているような挑発的なことを言うのはよくない」と述べた。

 2018年は日中平和友好条約締結40周年にあたる。「世界の総理の中で安倍さんくらい長くやっている人はいない。日本の内閣総理大臣は重きをおかれていない時代もあった。しかし、今では重要なポジションに日本の総理がいて、安倍総理の発言が極めて重要視されているので、ここは思い切って、いろいろな面で国際社会をリードしていく姿勢が必要であるし、望まれている」として、首脳間交流の実現、さらに習主席の訪日も提案したという二階氏。中国からの即答はなかったものの、「中国側の積極的な姿勢を感じた。日中間に本当に寒い日があったのは事実。しかし、それでも乗り越えて我々は春の暖かさを感じるような日中交流であった」と話す。

 「"仲良くしよう"というのは、効果があろうがなかろうが日本としては言い続けなくてはならない。かといって、先方にその気がないのに日本だけが仲良くしましょうと繰り返し言っていても意味はない。各国から注目された中での日本の言動だから、私は政府としても言うべきことは思い切って言っていく、その態度が必要だと思う」。(AbemaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

▶次回『みのもんたのよるバズ!』は6日(土)夜8時〜生放送!

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