がっぷり四つの大相撲を期待していたのだが、実態はどうも貴乃花親方の一人相撲だったのかしら、などと思っている。
相撲協会の事情聴取に貴乃花親方が弁護士帯同のうえで応じた、という報道がなされているが、事情聴取の場に弁護士が同席した、ということは、いざとなれば貴乃花親方には法的な手段に出る用意がある、というメッセージだと受け取るべきだろう。
弁護士が同席しながら、弁護士がマスコミに向かって何も言わないでいる、というのは、基本的に貴乃花親方側からは何もしませんよ、今は、相撲協会がどう対処されるのかただ見守っているだけですよ、と言っているのと同じである。
マスコミの報道では、相撲協会としては貴乃花親方に対して何らかの処分を課する方向で検討している、ということだが、相撲界の将来を考えたら貴乃花親方に対する処分は見送った方がいい。
仮に理事降格や巡業部長としての職務停止などということになったら、貴乃花親方側としては何らかの法的措置に踏み込まざるを得なくなるはずである。
週刊誌やスポーツ紙が興味本位であれこれ書き立てるのは、ある程度は止むを得ないと思うが、法廷闘争にでもなってしまえば、普通は争いが泥沼化し、互いに引くに引けない状況に追い込まれて行くものだ。
フアンを巻き込んでの大きな争いにしないようにすべきである。
貴乃花親方の弁護士は、これまでマスコミに登場しないように自制しているように見えるのだから、相撲協会側もその意を汲んで、くれぐれも慎重に対処されることである。
お節介ながら・・・。
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- 2017年12月26日 19:31