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国連エルサレム首都「撤回」にトランプ大統領は“脅し外交”、アーサー牧師「グレーな判断の中に真理がある」

 米トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムに認定したことについて、国連の緊急総会で「撤回」を求める決議が日本などの賛成多数で採択された。

 賛成128カ国、反対9カ国で、棄権は35カ国。35カ国の棄権は関係者の予想を上回る数字で、国連関係筋は「賛成した国への支援を打ち切る」と警告したトランプ大統領の発言が影響しているとの見方を示している。緊急総会に出席したヘイリー米国連大使は「この投票はアメリカの国連に対する見方と我々を侮辱した国々への見方が変わるだけだ。この投票を忘れないだろう」と賛成した国を改めてけん制。しかし、アメリカの孤立は一層深まった形だ。

 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の聖地が集中し、トランプ大統領の発言によって抗議デモも起こっているエルサレム。『けやきヒル’sNEWS』(AbemaTV)では、アーサー・ホーランド氏が牧師の立場から見解を述べた。

 「僕たち(牧師)の世界では、神に何かを捧げるとか人に施しをするというのは見返りを求めてやることではない。トランプ大統領の『言うことを聞かないと支援を打ち切る』という発言は、本来の支援のスピリットではない」

 支援の本来のあり方をこう話すアーサー牧師。また、エルサレムを「ややこしい場所」としたうえで、“グレーな判断”の必要性を訴える。「エルサレムは、聖書を信じている人たちにとっては『私達のもの』で、パレスチナのイスラム教徒にとっても『私達のもの』。色々な宗教があって色々な人間が考えを持っているけど、『隣人を愛しなさい』という言葉があるようにお互いを理解し合っていくことが大切。アメリカには福音主義的なクリスチャンが多くて、キリスト教と馴染みが深いユダヤ教を支援している。『神(かみ)と金(かね)は紙一重』で金銭問題というのは宗教に絶えず付きまとうけど、トランプ大統領にはもうちょっと忍耐を持って欲しい。白か黒か、丁か半かではなくて、グレーな判断の中にこそ大切な真理、お互い学べるものがある」。

 また、グレーな判断には“個”と“和”のバランスが必要だとも指摘。「島国の中でいかに共存して生きていくかという日本に対し、アメリカはその土地が嫌なら次の場所を開拓するという気質があり非常に個が強い。日本は和が強すぎて個が見えなくなる部分もあるけど、両方のバランスが大切。そもそもビジネスマンが大統領になるとこういうことにもなるんだなと感じた」と述べた。

(AbemaTV/『けやきヒル’sNEWS』より)

『けやきヒル’sNEWS』は毎週月~金曜日 12:00~13:00「AbemaNews」チャンネルにて放送!

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