記事

ちょっと早いけど「来年やるべきこと」について考える

ちょっと早いけれど「来年やるべきこと」について考えてみたいと思います。

まず仮想通貨ですが、今はバブルだと思います。

しかし「バブル=直ちにそれが弾ける」ということではないと思います。普通、バブルはしばらく続くもの。だから音楽が止まらないうちは、踊り続けた方が勝ち。

ちょっと個人的な体験を書くと、僕はドットコム・バブルの当時、シリコンバレー在住の日本人証券ブローカーとして、誰よりも先頭に立ち、盆踊りのやぐらの上で踊りまくった過去を持っています。

1995年にネットスケープの新規株式公開(IPO)を目撃し「次はこれだ!」と思い、一家をあげてサンフランシスコに引っ越したわけだけど、ここで強調したいポイントは、1996年の時点で僕の最大の不安は(もしバブルが終わったら、オレは馬鹿を見るな)ということでした。

何と言っても世界の金融の中心はウォール街なのだから、わざわざ「都落ち」みたいにサンフランシスコくんだりまで行くのはリスキーだったのです。

しかし1996年には、バブルは弾けませんでした。

そして1997年には、やっぱり(今年こそは、バブルが弾けるかな?)という不安に襲われました。それでもバブルは弾けませんでした。

1998年はいろんなイベントがありました。まずクリントン大統領のセックス・スキャンダルです。

サンフランシスコの投資銀行コミュニティは、圧倒的に民主党支持で、当時僕が勤めていた投資銀行でも、選挙の活動資金獲得のためのイベントとかに馳せ参じる同僚が少なくなかったです。また僕の勤めていた投資銀行は、クリントン政権に国防長官を送り込んでいたこともあり、とりわけクリントン大統領には親近感がありました。

だから「クリントン大統領が、ホワイトハウスで、モニカ・ルインツキー嬢に、おフェラされた!」というニュースは寝耳に水であり、「すわ弾劾か!」という不安でドットコム株も一時急落する場面がありました。

また1998年はアジアならびにロシアの通貨危機の年でもあり、香港で開かれていたその年のIMF総会は、折からのスモッグで緞帳が降りたような灰色の空の下、とりわけ陰鬱だった記憶があります。

それでも……ドットコム・バブルは弾けなかったのです。

そんな風に、毎年が「綱渡り」で、(今年こそはバブルが弾ける)と思ったけど、結局、バブルは弾けなかった。

そして2000年には、いわゆる「2000年問題」ということが懸念されていて、年号が「000」になると、世界の旧式なメインフレーム・コンピュータが止まるということが、真顔で議論されていました。

ところが2000年になって、「000」が並んでも、「世界の終り」は来なかった(笑)

それで皆が安心し、「よっしゃ! これで思いっきり大胆な相場が張れるぞ!」と思った途端に、ドットコム・バブルが弾けたのです。

この間、ゆうに5年。

だから今、仮想通貨がバブル化しているからといって、それが2018年に弾けるかどうかは、誰にもわからないということが、僕は言いたいのです。

そうであるなら、我々は「いま自分にできることは何か?」を自問すべき。

そこで先ずやらなければいけないのは、仮想通貨の勉強です。毎日、新しい事が出てきているので、詰め込まなければいけない知識はどんどん増えています。これはドットコム・ブームのときも、全く同じでした。「ADSL」、「ATM」、「DWDM」、「MEMS」……そういう聞き慣れないアクロニムが、毎日のように出てきて、その度に勉強する必要があったのです。

これは今日の仮想通貨も全く同じで、我々の知らないこと、難解なことは、すなわちこれから埋めて行かなくてはいけない知識や理解の空白を意味するのであって、投資の世界では「理解の欠如」は利潤機会(profit opportunity)に他なりません!

さて、そういう勉強が重要であることに加えて「投資原資をどうこしらえる?」ということも、このような局面では必ず問題になります。ドットコム・ブームのときも「オレはブームがチャンスであることはわかっていたけれど、そのときは投資資金を貯金してなかったので、参戦できなかった」という人がゴロゴロいます。

それは、僕に言わせれば、工夫が足らないというか、怠惰な姿なんですね。

たとえばVALUですけど、あなたが自分のVALUを登録すれば、VALUの会社側から「あなたのフェイスブック、ツイッターのフォロワー数に基づくと、あなたには0.5BTCのタネ銭で、取引開始していいです」という風に最初の取引価値を「賦与」されるのです。

厳密には、これはstarting indication、つまり最初の「気配値」ならびに「発行済みVA数」を決定するための措置に過ぎず、別にVALUの会社はあなたにタダで何かをプレゼントしているわけではありません。あくまでもその値段で「買ってもいいですよ」という買い手、つまり投資家が現れないと、何の価値の授受もおこってないのです。

でも実際には、買い手はたぶん現れるわけだから、後はあなた自身の才覚で、あなたのVALUの価値をはぐくんでゆけばよいのです。

するといま「あなたのタネ銭は0.5BTCです」と言い渡されたとすると、それは現在の価値で日本円にして108万円くらいになるわけで、今日、どこの世界に「ポン!」と100万円のタネ銭を恵んでくれるようなチャンスが転がっています?

これを利用しない手は無いのです!

それとVALUの価格は最初はものすごく過小評価されている場合が多いので、直ぐに2倍、5倍とかに価格が跳ねるケースも散見されます。

つまり「ビットコイン投資をするための元手がない!」とあなたは嘆いているけれど、それはあなたが愚鈍で、チャンスを生かす執念に欠けているからです。

【お知らせ】
Market HackのFacebookページに「いいね」すれば最新記事をサブスクライブすることができます。

広瀬隆雄のTwitterInstagramnoteもよろしく。

お問い合わせはhiroset@contextualinvest.comまでお願いします。

最後にMarket Hack読者の親睦コミュニティ、Market Hack Salonは、現在、新規メンバーを募集中です。

あわせて読みたい

「仮想通貨」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    カーリング藤沢五月の誘惑で決着

    文春オンライン

  2. 2

    舛添氏語る東京マラソン経路変更

    舛添要一

  3. 3

    カー娘 銅獲得の裏で貫いた精神

    女性自身

  4. 4

    羽生と宇野にアウェイがないワケ

    THE PAGE

  5. 5

    Twitterのbot削除 右派に大打撃

    NewSphere

  6. 6

    下町ボブスレー 敗因は検証不足?

    美谷広海

  7. 7

    朝生の「女性論客特集」に違和感

    常見陽平

  8. 8

    女性専用車への反対活動は逆効果

    赤木智弘

  9. 9

    結婚延期 雅子さまの予感が的中?

    NEWSポストセブン

  10. 10

    楽天の株価低迷 必要なのは増配

    自由人

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。