
[カイロ 13日 ロイター] - パレスチナ自治政府のアッバス議長は13日、エルサレムをイスラエルの首都と認めたトランプ米政権の決定は「最大の罪」であり、言語道断の国際法違反だと非難した。
議長は、この日トルコで開催されたイスラム協力機構(OIC)の緊急首脳会議で「エルサレムはいまも、そしてこれからも常に、パレスチナの首都だ」と主張。米国に対しては、エルサレムをまるで米国領であるかのようにイスラエルへ譲り渡したと批判し、「レッドライン(越えてはならない一線)を越えてしまった」と述べた。
さらに、米国はイスラエルに肩入れしているため、中東の和平プロセスに参加することは認められないと話した。