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エルサレルムをイスラエルの首都と宣言するトランプ氏 何も言えない日本の指導者たちは世界の恥

 トランプ米国大統領がこれまで積み上げられてきた中東政策を一気に反故にしてイスラエルの首都をエルサレルムと宣言しました。
 これに対して中東諸国が反発するのは当然ですが、ヨーロッパ諸国も反対を表明しています。イスラエルの侵略行為の免罪でしかなく、これでは中東に爆弾をわざと投げ込むようなものだからです。

 イスラエルはこれまでも侵略行為をやめることなく、入植を既成事実化してきました。米国はこの間、一貫してイスラエルを擁護してきました。
 それがオバマ前大統領がイスラエルを非難する安保理決議で初めて棄権に回り、決議を承認したのです。
米国ケリー国務長官によるイスラエル批判 侵略国家イスラエルはナチスと同レベルに成り下がった

 諸外国がイスラエルの侵略を肯定するのと同じであるエルサレルム首都承認などできようはずもなかったのです。
 しかし、トランプ氏はこれをやってのけたというのですから、驚きです。しかもその動機は、イスラエル富裕層などからの莫大な献金だというのですから、ひどいものです。政治をカネで売っているわけで、中東政策がどうなろうと、自分が大統領であるための資金をくれるなら何でもありという恐ろしい人です。
 こんな人に世界が振り回されるなど、あまりにもひどい話であり、批判が向けられるのはむしろ当然のことなのです。

 しかし、一番、幻滅させられるのが日本の指導者たちです。米国トランプ批判がまるでなされないのです。

中東情勢「悪化を懸念」=米大統領発表、評価も―河野外相」(時事通信2017年12月7日)
「河野太郎外相は7日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認め、テルアビブにある米大使館の移転を指示したことについて「今後の中東和平をめぐる状況が厳しさを増し、中東全体の情勢が悪化し得ることを懸念している」と述べ、今後の動向を注視していく考えを示した。」

 「注視」しているだけですか。撤回するように「注進」しないのですか。
 米国追従するという選択肢しか知らないと、こうも常識外れになるのですから、実はトランプ氏の非常識と日本の指導者たちの非常識は同じレベルのものだったのです。

 北朝鮮問題では安倍政権はトランプ氏と一緒になって煽るだけ煽って危機状態を作り出していましたが、今度は中東もですか。
 これでは、米国、日本、イスラエルがまさに悪の枢軸国ではないですか。日本の指導者たちは恥を知るべきです。

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