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エルサレム問題

トランプが、エルサレムはイスラエルの首都であるとして、米大の同地移転の意向を発表した政策的意図は何であったのでしょうか?

これまでのところ、国際社会のほぼすべての政府から強い非難や批判を浴びていて(中でも独外相は、同盟国としての米国の信頼性に疑問を呈する異例の反応を示したとか)、本日夜(日本時間)には安保理の緊急会合が予定されています(日本が議長)し、確か9日にはアラブ連盟の外相レベルの会合が予定されています。

他方、現地ではパレスチナ人の抗議デモが続いているし、またアラブ諸国の各地でも抗議デモが続いている模様です。

このため、イスラエル政府は、特に西岸に軍及び警察を増強して警備を強化している一方、米国は各地で自国民に対して、周囲に注意を払うように等の警戒情報を流している模様です。

またガザからイスラエル向けにロケットが発射されたことに対して、IDFは報復として、空軍及び砲兵が、ガザの2地点に対して砲爆撃を加えたとのことです。

ここまでは、ほぼ予測されていた範囲内の動きですが、幸いなことに、これまでのところ西岸等で大規模な衝突やパレスチナ人多数の殺傷などの事件は来起きていません。

またISはアルカイダの大規模テロも起きてはいません。
しかし、このまま状況が推移すれば、パレスチナ人とイスラエル当局や、その他のアラブの国での民衆と政府との衝突、さらにこれら過激派のテロが生じることも、かなりの角度をもって予測できることではないでしょうか?

一方、安保理が何らかの意味のある決議を採択することは予測できないし、まして、アラブ連盟に何ができるというのでしょうか?せいぜい大声の非難決議ができるくらいでしょうか?

まさか、アラブ諸国が一斉に駐米大使を引き上げることもないでしょう。

また米政府として、これだけの反発が予測されていた、大統領の決定を発表するのであれば、たとえゼスチャーにせよ、例えば何らかの大胆な和平提案をして、国務長官なり、副大統領がf現地を訪れてアラブとイスラエルに対する大演説をするとかであれば、トランプ一流のショック外交ということで、それなりの意味もあるのでしょうが、今のところそんな話も聞きません。

むしろ副大統領のイスラエル、パレスチナ訪問で、アッバス議長は彼と会談しないんではないかとの推測が流れているほどです。

オバマ大統領は、シリアに関する優柔不断な政策で、随分中東における米国のプレゼンスを傷つけましたが、トランプが米国内政治の都合から、意味のない、見返りとして何も得ることのできない(ネタニアフは、無料でトランプの決定をもらったことで、にこにこしているが、見返りとして何かしようという雰囲気はない)発表をして、中東における米国の影響力の決定的な衰退を後押しするつもりなのでしょうか?
多分国内的にたたかれている彼にとっては中東政策など大きな関心はないのでしょうが・・・・・

どうもこの問題は、書いていけばいくほど、良く分からないことばかりですので、この辺でやめ、取りあえずは安保理の状況とアラブ連盟の討議を見守ることにしますが、その間にも現地で大きな衝突などが起きないことを願っています
https://www.ynetnews.com/articles/0,7340,L-5053878,00.html
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2017/12/08/إسرائيل-تقصف-غزة-ردا-على-إطلاق-صواريخ-.html
http://www.alquds.co.uk/?p=840599

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