記事

米国のエルサレム首都認定、中東・欧州諸国が相次ぎ非難

[ロンドン 6日 ロイター] - 中東諸国は6日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことについて、扇動的な行為などとして相次ぎ非難した。また、英仏を含む欧州の同盟国も反対を表明した。

欧州連合(EU)と国連からは、トランプ氏によるエルサレムへの大使館移転の決定を巡り、イスラエルとパレスチナの和平交渉に悪影響が及ぶとして懸念の声が上がった。

フランスのマクロン大統領はトランプ氏の「一方的な」決定を支持しないと表明するとともに中東地域に対し冷静な対応を呼び掛けた。英首相報道官によると、メイ首相はトランプ氏による首都認定は和平プロセスを阻害するものだと批判した。

ドイツは、エルサレムの取り扱いは2国家共存を基に解決されるべきとの見方を示した。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、事前に録画されたメッセージ映像で、米国の決定は「平和への重要な一歩」と称賛。「イスラエル建国の日から(エルサレム首都認定を)目標にしてきた」と述べた。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は演説で、エルサレムはパレスチナの「永遠の首都」で、トランプ氏は「和平プロセスの仲介役を放棄したも同然」と批判した。

パレスチナのガザ地区を実効支配してきたイスラム原理主義組織ハマスは、トランプ大統領は「パレスチナ人に対し、非道な侵略行為」を犯したと非難。アラブ人やイスラム教徒らに対し「中東地域での米国の利益を害し」「イスラエルを遠ざける」よう呼び掛けた。

イスラエルと平和条約を交わしているエジプトとヨルダンもトランプ氏の決定を受け入れないと発表。レバノンとカタールは地域の安定を脅かす「危険な」決定だと批判し、トルコは「無責任」との見方を示した。

イランはイスラエルとパレスチナの対立に関する国連決議に違反しているとして強く非難した。

国連のグテレス事務総長は、2国家共存に代わる解決策はなく、エルサレムの最終的な取り扱いは直接対話によってのみ決められるべきと強調した。

あわせて読みたい

「エルサレム」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    1台で4000戸分?EVは本当にエコか

    大西宏

  2. 2

    よしのり氏 山尾氏守り「満足」

    小林よしのり

  3. 3

    貧乏暮らしが生活保護の基準か

    中村ゆきつぐ

  4. 4

    父が殺人犯に 加害者家族の現実

    fujipon

  5. 5

    「結婚は人生で1回だけ」に疑問

    AbemaTIMES

  6. 6

    ビットコイン先物でバブル崩壊も

    藤沢数希

  7. 7

    大企業の不正「なれ合い」が原因

    田原総一朗

  8. 8

    就職人気企業 電通が26位に降格

    キャリコネニュース

  9. 9

    高齢夫婦の海外旅行は避けるべき

    PRESIDENT Online

  10. 10

    ちょっと早めのセクシーサンタ姿

    グラドル自画撮り部

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。