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ZOZO、着るだけで採寸してくれるスーツを無料提供。どんな仕組み?狙いは?

 ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイが、自動的に体のサイズを採寸できるスーツの提供を開始しました。着るだけで瞬時に自身のサイズが計測され、自分にぴったりの洋服を購入できるというものですが、どのような仕組みになっているのでしょうか。


ZOZOTOWNが展開するZOZO SUITのサイト

 採寸スーツは、トップスとボトムスがセットになった伸縮性のあるデザインになっています。イメージ的にはダイビング用のスーツの生地を限りなく薄くしたようなものと言えばよいでしょうか。スーツ内には多数のセンサーが内蔵されており、各部分における生地の伸び縮みを検出し、これをBluetooth経由でスマホのアプリに送ります。スマホのアプリはZOZOのサーバーに接続されているので、体の各部分のサイズがZOZO側に記録されるという仕組みです。

 スーツは基本的に無料で提供されますが(配送料の200円が別途徴収されます)、申し込みが殺到しているらしく、実際にスーツを手にすることができるのは来年2月上旬頃とのことです。

 これまでZOZOは、メーカーが作った洋服をECサイトで販売することが本業となっており、自身はメーカーではありませんでした。しかし同社はプライベート・ブランド(PB)への進出を明らかにしており、今後はメーカーも兼ねる存在になろうとしています。

 洋服のネット販売ではサイズが合わないことによる返品の多さがネックとなってきました。顧客にとっても、サイズが合わない洋服を返品するのは大きな手間となります。こういった事情から、ショップを展開する事業者には高い優位性があったわけですが、採寸スーツの場合、一度、サイズを測ってしまえば、サイズによる行き違いはほとんどなくなる可能性があります。場合によってはショップを展開する事業者と同じ土俵で戦うことも不可能ではないでしょう。

 今回、発売を開始した採寸スーツは、まずは同社のPB商品に活用される見通しですが、新しく展開するPBはモードではなくベーシック系が中心になるといわれています。もしそうであれば、ユニクロと真っ向勝負となる可能性もあるわけです。

 また同社のサイトで販売している他のメーカーの商品にも適用されるとのことですから、最終的にはZOZOで購入するものは、すべてサイズの合った商品というサービスが実現することになります。新しい取り組みですから、うまくいくのかは未知数ですが、ファッション業界の常識を大きく変える潜在力を持っていることだけは確かなようです。

(The Capital Tribune Japan)

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