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なぜリベラルは叩き合うのか

今日はなぜ、「いわゆるリベラル派」野党の議員が、政策と呼ぶ事ができない「反安倍」や「モリカケ問題」以外でまとまる事ができないのかについて考えます。

一時期勢いがあったみんなの党は分裂しながら民主党へ吸収されて民進党になりました。民進党は2017年の衆院選前に分裂して希望の党・立憲民主党・無所属の会(2017)になりました。日本維新の会は国会審議などで他の「いわゆるリベラル派」野党との共闘を効果的に行っているとは言えない状況です。

共闘ができないというよりも、お互いに叩き合い、足を引っ張り合っているというにふさわしい状況です。2017年の衆院選の前の分析では、与党(自民・公明)以外の野党が選挙協力すれば過半を取れるかもしれないと言われていました。しかし実際には、共産党を除く野党(希望の党と立憲民主党)が票を奪い合った結果、漁夫の利を得た自民党が結果として大勝しました。繰り返しになりますが、「いわゆるリベラル派」同士で足の引っ張り合いです。

一方で与党の自民党は、小泉純一郎元首相のような異端児を除くと、裏側で激しい派閥争いがあっても、政府与党として、自民党としては比較的安定を保って来たと思います。現在の安倍政権下の自民党には、次の首相の座を狙う石破氏の権力闘争が多少見え隠れするものの、政権を不安定化させるほど酷いものとはなっていません。

上記の違いについて私が思うのは、「リベラル」である事そのものが「保守」に較べて一致団結が難く、組織としても不安定になりがちではないか、という事です。

安倍政権はリベラル的な政策が目立ちますが、もともと自民党は改憲や経済政策などについていろいろな意見があったとしても、男女の権利・歴史認識・戸籍や天皇制度などの「文化面」では大多数が保守の価値観で一致しています。みなさんご存知のように、我々の多くは年齢が上がると自然に保守的になります。「昔は良かった」とか「今の若者は…」はその典型例です。ゆえに、文化的に保守である自民党は、その共通価値基盤によって一致団結し易いのではないでしょうか。

一方で「リベラル」的な政策には、みなと価値観を共有しやすい「何か」を見つけにくいのです。「リベラル」とは保守的な価値観に基づく価値判断から距離を置きつつ、現状を改革してゆこうという事です。リベラル的な政策(改革の方法)とは、特定の誰かが考えたアイデアであって、社会が自然に生み出したものではありません。

よって、だれかを見方に引き入れるには、理論的に理解してもらう他にありません。しかし、理論の前提条件を受入れられなければ、議論は平行線になります。このようにして「いわゆるリベラル派」の議員は、「自分の政策の方が正しい」と考える幾つかのグループに分かれてしまい、機会ある毎に仲間同士で叩き合ってしまうのではないでしょうか。

「いわゆるリベラル派」は、理屈をベースにした政策で長期的に安定な組織をつくる事が出来ないので、反権力・反安倍・モリカケ問題(首相の言葉が信じられないというのは、もはや感情問題でしかありません)といった感情に訴えるスローガンを多用せざるを得ないのではないかと愚行する次第です。

皆様の多用なご意見をお待ちしております。

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